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最近ヒヤッとした失言集

暑くなってきましたね。

今日は私が最近遭遇した寒い出来事で、皆様に涼んでいただこうと思います。

反面教師としても、ご活用いただけるかと。


ケース1:60代男性のひとこと

女性に対する褒め言葉として(本人のいないところで)

「〇〇さんの働き方は男っぽい」

と言及。

ちなみにここで言っている「男っぽい働き方」の定義は、

  • 実直

  • 無駄口を叩かない

  • 女性同士で群れない

  • 自分の功績をひけらかさない

などのようです。

うーん、そういう働き方の女性もたくさんいるので、あえて「男っぽい」という形容詞を使う意味はないはず…。

このかた、別の日に同じ表現を繰り返して使っていたので、全然気づいていないのだと思います。

きょうび、性別が含まれた形容詞の使い方は、要注意です。

ケース2:50代女性のひとこと

恰幅のよい若手男性社員のお腹をポンポンと軽くたたきながら、

Wow. You are getting bigger.

と冗談混じりに言っていた50代女性。

この男性社員は苦笑いしていましたが、これを目の前でみていた私は、凍りつきました…。

これ、同じシチュエーションで男女逆ならばセクハラと言われても反論できないくらい、危なっかしい言動だと思いませんか?

見た目に対する指摘も、ポジティブ、ネガティブ問わず要注意ですよね。

受け取る側がどう感じるかは未知数ですので。

ケース3:40代後半男性のひとこと

ランチの席で、その場にいないAさんの話題になったときのこと。

サッカーが趣味のAさんはベストコンディションを維持するため体重管理に気を付けており、食事制限や週末のランニングを欠かしません。

自分に厳しい、妥協しない、さすがAさん、と皆が口をそろえて称賛するなか、

「アタマおかしっすね」

と言い放った40代後半男性。

周囲は苦笑いするしかありませんでした。

その後も、Aさんのエピソードに対し「アタマおかしっすね」を連発。

私は、「アタマがおかしいのは、貴方では?」と思いながら、あんかけ焼きそばを黙々と食べ続けました。

彼なりに、尊敬の念も込めて「頭がおかしい」という言葉を使ったのだと思いますが、職場の同僚とのランチの席で使う表現としては、あまりにも稚拙すぎやしませんか?

このかたは日常業務においても語彙の乏しさが際立っており、周囲がざわつくほど。

ケース4:70歳女性のひとこと

先日とあるおけいこ事に行ったときのこと。

私を含め生徒さんが5名ほどおり、レッスンの後半で時間が余ったので、ちょっとした雑談が始まりました。

初対面でも割に自己開示するかた、いますよね。
このグループの中にも、お一人そういうかたがいらっしゃいました。

おけいこに参加しようと思った理由などを一通り話終えたBさん、何の脈絡もなくいきなり、

「私、今年で70歳なんです」

と言い出しました。

私以外の参加者のかたは、即レスで

「えーーー、見えなーい!」

を合唱してあげていました。

実年齢よりは多少お若く見えたかもしれません。

ただ私には、Bさんがそこで年齢を公表する理由が全く分かりませんでした。会話のなかでその情報は一切必要なかったから。

「若い」と言われたいがための、年齢宣言。年長者あるあるです。

ここで、あえて言わせていただく。

初対面の人に気を遣わせないでください…。


事例には年齢と性別を記載しました。そのこと自体、差別と捉えられかねないのですが、それでも書いたのには理由があります。

40代以降はあらゆる社交の場で、「若気の至り」とか「経験不足」といった言い訳が通用しないから。言動には細心の注意を払うべきなのです。

だから私は、「これを言ったら相手がどう思うか」を全く考えていないような発言には特に敏感に反応してしまいます。

あまりの違和感にメモをすることも。一種の職業病なのかもしれません。

だからと言って自分が完璧に言葉を操れているかというと、残念ながら全くそうではないです。気づかないところで変なことを言ってしまっている可能性も、十分にあります。

自分の言葉遣いに自信がないからこそ、他人の言葉遣いが気になってしまうのかもしれません。


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