本屋 余白

「おすすめで人をつなげる本屋」をコンセプトに大学生2人で運営している本屋です。誰かのおすすめの本を仕入れて販売したり、おすすめいただいた方へのインタビュー記事を発信しています。人や本との出会いを通して世界を広げ、誰もが心にゆとりを持ち続けられる世界をつくることが私たちの理想です。

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「おすすめで人をつなげる本屋」をコンセプトに大学生2人で運営している本屋です。誰かのおすすめの本を仕入れて販売したり、おすすめいただいた方へのインタビュー記事を発信しています。人や本との出会いを通して世界を広げ、誰もが心にゆとりを持ち続けられる世界をつくることが私たちの理想です。

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  • インタビュー記事

    本をおすすめいただいた方に、おすすめの理由から生き方・人生観まで幅広くお聞きするインタビュー集です!

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    大学生の運営2人が、日々心に移りゆくよしなしごとをそこはかとなくかきつくる記事集です。願わくは誰かの心に寄り添えますように。

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    本屋 余白のnoteをはじめてみていただく方向けの、基本情報をまとめた記事です!

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    運営の大学生二人が読んだ本の感想をまとめていきます!

最近の記事

栞 -本屋余白の閉店を迎えて

はじめにこんにちは。本屋余白代表の小澤です。 本屋余白は本日2022年12月26日を以て閉店します。閉店に際し、大学二年生の二月から大学三年生の十二月までの、本屋余白としての日々を振り返り文字に残したいと思います。一義的には備忘録ですが、誰かに読んでもらうことも望む我儘な文章です。僕個人と本屋余白の目線、敬体と常体が混同する文章になりますがどうぞお付き合いください。 第一部 本へのベクトルが僕の中に生まれた理由書き始めに悩むので、ひとまずは個人的に気になっていたことから書い

    • 自己の相対化 ≠ 過去の自己の否定

      自己の相対化と過去の自己の否定は違うということを最近学んだ。 今の自分を語る時に、過去と対比して話すことはよくやる手法。それは過去の自分の相対化である。ところで、その時に今の自分を際立たせるため、言い方を変えると自分という人間のストーリーにある種のセンセーショナルさを付与するために、おそらく無意識のうちに過去の自分を否定してしまう癖が僕にはある。過去の自分の否定→今の自分の成長の構図を作りたがるのだ。例えばこのインタビューはお気に入りの一つだが、今読み返すとそのきらいがある

      • 仕事選びにおける精神の跳躍と論理の力 ~『色彩を持たない田崎つくると、彼の巡礼の年』を読んで~

        悪魔を信じる? こんにちは。小澤です。 最近は小説ブームがきています。最近村上春樹の『色彩を持たない田崎つくると、彼の巡礼の年』を読みました。 この作品は「地味な少年多彩つくるが、昔の友達を順に巡って旅をする年」という、とても簡潔なストーリー構成です。この方のnoteがストーリーを上手に解説してくれています。 この記事では、物語の考察というよりは物語の中に出てきた文章に僕が感じたことをまとめます。登場人物の灰田と緑川の、悪魔についての会話です。 悪魔についての話は、こ

        • 将来の目標をくれた、大人のための絵本【インタビュー記事#14:アライバル】

          大切な一冊をおすすめしてくれた人と、1冊の本を出発点として人生を語り合うインタビュー記事第12弾。今回は、この度新しく本屋余白のメンバーとなった東京藝術大学3年の近藤結子さんをお招きした。(なお、このインタビューを実施した5月時点ではまだ本屋余白のメンバーになるなどという話は露ほども出ていませんでした。(笑)) おすすめいただいた本は『アライバル』。近藤さんの絵本観を覆し、将来の目標にまで影響を与えたというその本は、果たしてどんな魅力を持っているのだろうか。 おすすめのメッ

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        記事

          「背中を突き飛ばされて留学へ」【インタビュー記事#13:[自分の中に毒を持て]】

          大切な一冊をおすすめしてくれた人と、1冊の本を出発点として人生を語り合うインタビュー記事第13弾。今回は、余白の二人のサークルの先輩であり、世界中を飛び回るくりさんにお越しいただきました。 おすすめいただいた本は『自分の中に毒を持て』。 おすすめのメッセージはこちら↓ トライを続けた学生生活 本屋余白(以下、「余」):お久しぶりです。今日はよろしくお願いします。 くり様(以下、「く」):久しぶりー!1年ぶり? 余:多分それくらいですね。ずっと海外にいるから会えない(笑

          「背中を突き飛ばされて留学へ」【インタビュー記事#13:[自分の中に毒を持て]】

          どこまでもシンプルな世界を探究する【インタビュー記事#12:探究する精神 職業としての基礎科学】

          大切な一冊をおすすめしてくれた人と、1冊の本を出発点として人生を語り合うインタビュー記事第12弾。今回は、東京大学の理学部生として物理学に傾倒する星野真宏様をお招きした。 おすすめいただいた本は『探究する精神 職業としての基礎科学』。 読者の皆様もきっと、「サイエンス」という深遠かつシンプルな世界の魅力を垣間見ることができるはずだ。 おすすめのメッセージはこちら↓ 一秒も惜しんで課題、勉強、研究。 本屋余白(以下、「余」):今日はよろしく!なんか星野くんとこうやって真面

          どこまでもシンプルな世界を探究する【インタビュー記事#12:探究する精神 職業としての基礎科学】

          世界に「豊かさ」を取り戻すために【インタビュー記事#11:共感資本社会を生きる】

          大切な一冊をおすすめしてくれた人と、1冊の本を出発点として人生を語り合うインタビュー記事第11弾。今回は、淡路島を拠点に挑戦意欲あふれる若者と事業者をつなげるインターンシップをはじめ様々な活動を展開する「淡路ラボ」より、齊藤美結様(淡路市地域おこし協力隊)と佐藤洸大様をお招きしました。 淡路ラボのHPはこちら↓ 淡路ラボ おすすめいただいた本は『共感資本社会を生きる』。 淡路ラボのメンバーの思いの「原点」とも語られる一冊は、どんな魅力を秘めているのだろうか。 おすすめの

          世界に「豊かさ」を取り戻すために【インタビュー記事#11:共感資本社会を生きる】

          「世界は広い」の本当の意味

          こんにちは。小澤です。僕は夏休みを利用して、9/6から9/22までヨーロッパ旅行をしてきました。訪れたのはオランダ、ベルギー、ドイツ、チェコ。 あーー最高だった。。とてもとても楽しく忘れられない旅になりました。 今日僕が筆を取ったのは、旅をしていて感じたことをなぜか書きたくなったからです。ただの備忘録なので文章もぐちゃぐちゃですが、よければぜひ読んでいただきたいです。 違いを探すほど、日本と世界の「同じ」が見つかる。 「世界は広い」何度も聞いたこのフレーズは、成田空港

          「世界は広い」の本当の意味

          揺さぶられる経験-もやもやを伝えたい【インタビュー記事[10]:[教育格差ー階層、地域、学歴ー]】

          大切な一冊をおすすめしてくれた人と、1冊の本を出発点として人生を語り合うインタビュー記事第10弾。今回は、東大生なら誰もが知っているメディア”UT-BASE”の共同代表を務めていらっしゃるやす様が来てくださいました。 おすすめいただいた本は『教育格差 -階層・地域・学歴』。 おすすめのメッセージはこちら↓ 居場所支援施設での学習ボランティア 本屋余白(以下、「余」):こんにちは。今日はよろしくお願いします。 やす様(以下、「[や]」):こちらこそよろしくお願いします。

          揺さぶられる経験-もやもやを伝えたい【インタビュー記事[10]:[教育格差ー階層、地域、学歴ー]】

          爪痕 ~余白の卒業にかえて~ (旧副代表 多賀陽平)

          「あなたを見ていると、円空の木端仏を思いだすの」 僕が今まで言われて印象的だった言葉の中で、有数の芸術点を誇る言葉だ。 その言葉を言ってくれた先生は、もう多分会うことがない人だ。星になったわけでは決してない。ただ、きっともう会うことはないと知っている。そんな人が一人くらいいてもいい。 円空は、江戸時代の修験僧だ。生涯にわたって日本全国を渡り歩き、各地で仏像を彫って残したことで知られている。その仏像は、あわせて12万体にものぼると言われている。 彼の作品の中でもひときわ特徴的

          爪痕 ~余白の卒業にかえて~ (旧副代表 多賀陽平)

          この夏、スリランカに行きたかった人の話

          こんにちは。多賀です。 今回は、あまり本とは関係のないことを書きます。 突然ですが、スリランカについて読者の方はどれくらい知っているでしょうか? 今スリランカは、建国以来とも言われる危機に瀕しているようです。対外債務の累積やコロナによる観光産業への打撃による外貨不足が物価の高騰や輸入の停滞を引き起こし、深刻な経済危機に。怒った国民は大統領公邸を占拠し、大統領は国外に逃亡…などなど。 (こうした情報について完全な正確性は保証できないので、ぜひ公式のニュースを参照してくださ

          この夏、スリランカに行きたかった人の話

          生きづらさを抱える人のための物語【インタビュー記事#09:わたしの美しい庭】

          大切な一冊をおすすめしてくれた人と、1冊の本を出発点として人生を語り合うインタビュー記事第9弾。今回は、開店初期から本屋余白を応援してくださっていた、こゆき様をお招きした。 おすすめいただいた本は『わたしの美しい庭』。 おすすめのメッセージはこちら↓ なじめない子どもが幸せに生きられるように 本屋余白(以下、「余」):今日はよろしくお願いします! こゆき様(以下、「こ」):はい、お願いします〜。 余:自己紹介をお願いする前に喋っちゃうけど、こゆきさんは僕(多賀)の学科同

          生きづらさを抱える人のための物語【インタビュー記事#09:わたしの美しい庭】

          ロゴのこだわりポイント

          最近、「余白のロゴ好きです!」と言っていただけることが何回かあって嬉しかったので、ロゴのこだわりポイントをご紹介します! ①緑の線が本のデザインこれはバレバレかもです(笑)「余」と「白」それぞれに使われている緑の線。実は本の背になっているんです。 ②本棚に立てかけられた本「白」にご注目ください。ほら、本棚が浮かんできませんか??(怪しい)二・三・五画目を本棚の枠と見立てて、緑の線を斜めに立てかけられた本に見立てる。 ③人と人を本でつなげる次は「余」にご注目。長い方の横棒

          ロゴのこだわりポイント

          文学研究に骨を埋めて【インタビュー記事#08:青い眼がほしい】

          大切な一冊をおすすめしてくれた人と、1冊の本を出発点として人生を語り合うインタビュー記事第8弾。今回は、アメリカ文学を中心に精力的に文学研究などに取り組み、日本女子大学・人間社会学部で教授を務めていらっしゃる杉山直子先生にお話をお伺いした。 おすすめいただいた本は『青い眼がほしい』。「黒人」女性として初めてノーベル文学賞を獲得したトニ・モリスンの代表作である。 (なお、本記事では人種分類が恣意的・政治的なものであることを鑑み、本文中では「黒人」と鉤括弧をつけています。) お

          文学研究に骨を埋めて【インタビュー記事#08:青い眼がほしい】

          原研哉『白』を読んで -白の受容性と僕が考える本屋余白の好きなところ

          原研哉が見る「白」の豊かさ白は色なのか 白は色と言えるのでしょうか。 そんな問いは一旦置いておいて、皆さんは無印良品をご存知ですか。独特のデザインや雰囲気のプロダクトを展開する無印良品。あの無印らしさが好きな方は結構いらっしゃるはずです。この記事を書いている小澤もその一人。多くの人を魅了する、無印良品のブランドデザイン。これを作り上げたデザイナー、原研哉氏をご存知でしょうか。 1958年生まれのグラフィックデザイナーで、武蔵野美術大学にて教鞭を取る傍ら、日本デザインセン

          原研哉『白』を読んで -白の受容性と僕が考える本屋余白の好きなところ

          本屋余白、採用活動はじめます

          ※こちらの応募は締め切らせていただきました。たくさんのご応募ありがとうございました。 (2022年6月18日追記)みなさんこんにちは。 今日は本屋余白から一つお知らせしたいことがあり、記事を書いています。 タイトルの通りですが… 私たち本屋余白の活動を一緒に前に進めてくれる方を探しています! そもそも本屋余白って何?という方は以下の記事をご覧ください。 採用をすることにした理由さて、少しなりとも私たちのことを知ってくださっている方は「なぜ、今?」と思われるかもしれませ

          本屋余白、採用活動はじめます