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35歳を人生のピークに設定したら生活が変わった話

新卒でベンチャーに就職して3年間、必死で働いた。

仕事ができる人になりたくて残業だって、休日出勤だってお構いなしだった。やったことがない仕事ができるのであれば、なんでも食いついた。とにかく経験を多く積みたかった。

当時の私からすると、新しい仕事が発生した時に、譲ってくれる人の気持ちが全くわからなかった。そして、その気持ちがわかる時は、一生こないと思ってた。

それなのに、自分が自ら仕事をセーブする日がくる時は訪れた。

わたしは4年目の春、少し大きめの会社に転職した。業界がかわり、企業が変わり、今まで新卒1年目から肩を並べて働いてきた同期がいない。この環境では、比較することもできず、比較されることもなく、自分の成長角度は順調なのかどうかわからなくなった。

急ぐことも、焦ることもないように思った。

新卒扱いされない会社では、周囲から成長速度を測られたり、評価されることはない。ただ、できないことは「これから学ぶ人」というより、「経験がない人」と見られる。

なんとなく、どこに向かって成長すればいいのか迷子になった。
急がなくても、だれにも遅れをとる気がしなかった。

そう、わたしは、大学生の頃から、どこか25歳あたりが若くて活気があって、人生のピークのように考えていた。

そのため、そこに向かって、アクセル全開で走り、26歳になった今、立ち止まってしまった。

マラソンを走りきった後のような感覚。
65歳まで働くとして、まだ5%程度しか進んでいないのに。

はて、世の中の26歳の女性はみんなどこ向かってるんだろう。。

30代,40代の、周囲の女性やドラマに出てくる女優を観察してみた。

自分より10歳ほど上の36歳の女性を見ると、「主婦として子育てに専念している人」「結婚せずに専門職でバリバリ働いている人」「仕事と家庭を両立し中道を走っている人」やはり様々だ。

26歳の女性の生き方よりもさらに裾野が広がったように、
色々な生き方をしている人がいた。

それぞれの人の26歳を想像した時、
私の中で、「今の自分」と「10年後の自分」がりつながった。

今、仕事を中途半端にすると、10年後、仕事の第一線に立って活躍することは難しくなるだろう。
今、家庭的な自分を磨かなければ、絵に書いたような結婚生活は遠のいていくだろう。

果たして自分はどういきたいのか。

確かに結婚は考える。
しかし、結婚は相手があっての話。

結婚を前提に人生を描いてしまうと思い通りに進めることは難しだろう。
自分のコントロール下にないものを軸として期待するのはあまりにも怖い。

ということは、結婚は人生のオプションと捉えよう!
仕事や自分のやりたいことを中心に1人で生き抜いたとしても、100%幸せな人生を歩みつつ、最愛な人と結婚できたら、最高といった人生にしよう!

そう思うと、なんかほっとした。そしてワクワクした。

正直、周りの友達が結婚を決めていくなか自分はどうしたいのか迷ってたから。出産とか考えると確かに急いだ方がいいのだろうけど、まだ自分の人生をちゃんと自分で輝かせられる時点にたどりついていない。

そんな状態で結婚すると誰かに幸せを求めてしまう気がする。
もっと1人でもちゃんと歩まないと。

35歳の理想の自分。やりたい仕事をやっていて、プライベートも充実している100%の自分。
そしてその隣に最愛の人がいてくれたら、この上ない幸せ・・・そう思うと、自然と料理も頑張ろうって思た。今から健康的な体を作っておかないと!!と背筋が伸びて、ワクワクしてきた。

やっぱり、人にパワーを与えてくれるのは「未来への希望」だ。
未来にワクワクして、そこに向かっていけるから活力がどんどん湧いてくる。

よし、また今日から、35歳の自分に向かって歩もう!


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