ひっそりとトンネル開通
本格的に寒くなってきて、留守番カメラに猫が映らない季節
元々タワーについていたハンモックを、
2サイズ大きいものに付け替えた所、
体が埋もれていい感じらしく、
壺に入ったクリームのようにぺっとりと、転がされているたこ焼きのようにまあるく、すっぽり一体化している
在宅時は暇さえあれば、カワイーネェ!マンマルダネぇ!と、素っ頓狂な声をあげながらそこに無理やり手を突っ込み
非常に迷惑そうな視線を浴びる事がルーティーンになっている。
夜は11時になるとAlexaがルームライトやテレビを消灯してくれて、明日の天気や、寝る前の小話を語り出す。
それを合図に各々寝床に向かう。
あらかじめYogiboに穴蔵を作ってあるので猫はそこに潜り込み、
人間は横のベッドに入る。
最後に一番暖かい毛布を、シェアする形で全体にフワリとかける
すると、ほんの時々、
寝相の悪い猫の小さなあんよが、毛布つたいに人間のベッドに転がり込む事がある
スピィスピィと寝息が聞こえる
ピンクと黒の肉球から、血肉の熱を感じる
人間は5時にコッソリと布団を抜け出して仕事に行く。
猫は起きない
通勤電車で留守番カメラを見ると
8時頃、やっと空いたわぁ!と言わんばかりにベッドと枕を使って眠る姿がある
時々、ベッドを譲ってあげようかなぁ、という気持ちで労働する。
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