私が娘にYouTubeを観せたくない本当の理由
子どもにYouTubeって本当に悪い?
ワンオペな休日。暑すぎるので外には遊びに行けない。そんな日はやっぱり家でYouTubeを観せてしまう。平日は保育園から帰ってきてから、私が夕飯の支度をしている間だけ観せているからそこまで罪悪感はないんだけど、休日は時間が無限にある。気が付いたら数時間経っていることもザラにある。
もちろん、ずっと娘一人にYouTubeを観せて私は好きなことをしている、なんてことはない。基本ずっと隣にいるし、話しかけたり、他の遊びに誘ったりもする。乗ってくれるときもあるが、YouTubeに夢中なときはまるで何も聞こえていないかのように華麗に無視される。その繰り返しで時間は過ぎていく。
ふと、なんで私はこんなにYouTubeを観せたくないんだろう?と考えてみた。
①体(主に目)に悪い?
昔から「テレビっ子=目が悪い」というイメージがあり、YouTubeを観続ける娘に対しても「目に悪いのでは・・・」と心配していた。娘は文字通り、テレビに張り付いて観る癖があるので、それに気付いたらすぐに離れた位置にあるソファに座らせるようにしている。
②子どもに不適切な内容?
一見子どもが好きそうなアニメに見えても、内容が暴力的だったり性的だったりする動画があるらしい。我が家の場合、娘を一人にして動画を長時間観せることはしておらず、常に大人が動画の内容を把握しているので変な動画は観せていない。
③体を使わないから成長に影響する?
これは確かに気になる。先に書いている通り、ずっと長時間観せ続けることは避けたいので、家の中でも追いかけっこ(デンジャー)したり、こちょこちょしたり、アナログのおもちゃで気を逸らしたり、できる限り画面から離れる時間も作っている。
何が一番嫌か考えてみた
一般的にYouTubeを観せる悪影響を考えてみたけど、どれもなんだかしっくりくるようでしっくりこない。もちろん娘の心体への影響は気になるけど、同じように小さい頃テレビばっかり観ていた身からすると、別に悪影響ないで???って感じ。
娘がまたYouTubeを観る想像をしてみる。すると、イライラしている自分に気が付いた。娘に対してではない、娘が観ている動画に対して、だ。
娘は童謡の替え歌や、おもちゃで遊んでいる動画を好んでよく観る。私はその歌がとても嫌いなのだ!!音程がずれているのか、聴いていて気持ちが悪くなる。おもちゃの動画も同じようなものだ、そのYouTuberの声が受け付けないんだと思う。
なんだ、私が嫌なだけじゃん・・・。
親(私)が嫌だからっていう理由はあり?
私は娘が好んで観ている動画が好きじゃない。正直言ってその動画が流れ始めた時点で不快だ。もっと別の、正統派のアニメとか教育番組とかを観てほしい。だけど、それだけの理由で制限していいものだろうか?
もし私が娘の立場だったら?観たいドラマ、読みたい本があるのに、それを勝手に制限されたら「なんで!?」って思う。それが親の勝手な理由だったら尚更。
「子どもだから言うこと聞きなさい」「親だから決める権限がある」・・・って、そんなのを理由にしていいのだろうか?
私は娘がやりたいこと、興味のあることにはどんどん挑戦してほしいと思っている。形は違えどYouTubeだって、今娘が興味のあることの一つなんだと思ったら、それを「私が嫌だから」っていう理由だけで制限するのはちょっと違うよね。
「子どもにYouTube=ダメな親」っていうすり込み
人間は、自覚している意識(顕在意識)よりも、自覚していない意識(潜在意識)の方がはるかに強いらしい。明確な理由もないのに、「子どもにYouTubeを観せている=良くない、ダメな親」というイメージがどうしても消せないのも、潜在意識のせいなのだろうか。
もちろん、最初に書いたように、YouTubeは悪影響ゼロ!どんどん観せてオッケー!ではないのは確かだ。観せ過ぎはは心体どちらにも少なからず悪影響はある。
だけど、正直YouTubeに助けられるときもある。料理中で危ないから近くに来てほしくないとき、体調が悪くてどうしても一緒に遊ぶ元気がないときなど。悪いところにばっかり意識がいってしまっていたせいか、YouTubeを観せるだけで、娘に対しても自分に対してもすごく罪悪感を感じていた。
この時代、もうちょい気楽に育児してもええんでない?
大昔よりうんと便利になった世の中だけど、なぜかやるべきことはどんどん増えていく一方。この過酷な時代、もう少し自分にも人にも甘くしてあげたい。YouTubeばっかり観せてる・・・なんてことに落ち込まず、罪悪感も抱かず、「ありがてーーーー!!!」とポジティブに恩恵を受け止めたい。
とはいえ、ここまで書いといてナンだが、やっぱりモヤモヤが残ってしまうのも親の性ってやつなのだろうか。
明日は屋内遊園地に課金しよう。
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