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メディカルハーブ講座③&ハーブバームづくり

ハーブ&アロマサークル。今日は、メディカルハーブ講座の第3回目でした。お昼の部はJさん、Mさんの、夜の部はFさん、Kさんの参加となりました。
クラフトはラベンダーのハーブバーム。植物油にドライラベンダーを入れて、湯煎で抽出(温浸油)し、シアバターとミツロウを合わせて万能バームを作りました。私の好きなクラフトメニューなので楽しかったです。

講座は、「風邪の予防とストレス対策に役立つメディカルハーブ」についてお伝えさせて頂きました。
講座の一部をこちらでもシェアします。ご興味のある方は是非♪

風邪の予防とストレス対策に役立つメディカルハーブ

ストレスが溜まると免疫力も下がり、風邪をひきやすくなります。
風邪の予防法やストレス対策を見直した上で、自然治癒力に働きかけてくれるメディカルハーブを知り取り入れてみましょう。

風邪やインフルエンザの感染を防ぐためには

①質の良い睡眠、食事を心がけ、適度な運動を取り入れるなど生体防御機能を高めることが土台になります。また、身体を温め、心理的ストレスを上手に解消することも大切です。
②適切な温度や湿度を保ったり、外出後のうがい手洗いを心がけるなど、病原体の力を弱める対策も取り入れるとよでしょう。

風邪の予防に用いるメディカルハーブ

・エキナセア
免疫力を高めるハーブとして、風邪やインフルエンザの予防に用いられます。風邪のひきはじめや疲れているときには、2~3時間おきに飲むなど集中的に摂るようにしましょう。
*全身性の疾患である自己免疫疾患や膠原病などの治療に用いるべきではありません。

・エルダーフラワー
鼻水、鼻づまりを鎮める働きがあります。また、発汗、利尿作用があり、体内の余分な水分と老廃物を排出するので、発熱を伴う風邪やインフルエンザの初期症状緩和に役立ちます。

・リンデン
作用が穏やかなので、お年寄りや子供の風邪のひきはじめに用いることができます。心身をリラックスさせながら発汗を促し治りを早めます。

・タイム、セージ
抗菌力が強いハーブで、喉の風邪の予防に適しています。
濃いめにティーを使用して、外出後のうがいや喉の腫れの痛みに。

ストレスとは

ストレスとは、外界から何らかの刺激(ストレッサー)が加わり、心身に緊張を生じた状態のこと

心理的要因(不安、緊張、怒り)
身体的要因(疲労、不眠、健康障害)
物理的要因(光、風、温度)
化学的要因(タバコ)
生物学的要因(細菌、ウイルス、ダニ、カビ、花粉)
社会的要因(職場、家庭、ライフイベント)

余談ですが、マインドフルネスの先生によると、1番のストレスは、自分を責めることだと。私は若い頃はよく自分を責めていました。当時の写真を見たら、けっこう可愛らしいのに勿体ない(自分で言ってるだけ💦)。
人生の時間は有限なので、出来るだけ自分を労って丁寧に扱いながら、好きなことにはトライ・アンド・エラーでチャレンジしていけたらいいですね。

お話を戻しますと、ストレスの感じ方や、ストレス耐性には個人差があります。(鈍感力という本が一時流行りました)同一人物でも時と場合によって変化することもあります。

さまざまのストレスの対処法
・ストレッサーを回避または軽減する
・ストレス耐性を高める
・思考に柔軟性を持つ
・ストレスケアのを心がける(生活習慣を整える、気分転換をする、運動、ヨガ、アロマテラピーなどリフレッシュやリラックスを心がけるなど)

気分が落ち込んだときに役立つメディカルハーブ

・セントジョーンズワート
「サンシャインサプリメント」と呼ばれ、近年になって抗うつに対する働きが科学的に確認されています。
※併用に注意が必要な医薬品
 インジナビル(抗HIV薬)、ジゴキシン(強心薬)、シクロスポリン(免疫抑制剤)、テオフィリン(気管支拡張剤)、ワルファリン(血液擬固防止薬)、経口避妊薬
※光線療法中に使用禁止

安眠をサポートするメディカルハーブ

・パッションフラワー
「植物性の精神安定剤」と呼ばれ、緊張や不安を和らげてくれます。考え方が頭から離れず眠れなかったり、眠りが浅いときに。

・リンデン
鎮静・鎮痙作用があり、緊張や不安を和らげ質の高い睡眠へ導いてくれます。

・ジャーマンカモミール
ミルクティーにすると疲れた神経を落ち着かせてくれます。

・ペパーミント
賦活後、鎮静。心身をリラックスさせ入眠を促します。

胃腸の不調に

・ジャーマンカモミール×ペパーミント
胃の粘膜に作用して炎症を改善し、心身をリラックスさせます。
※空腹時に飲みましょう

・ウスベニアオイ
粘液質が豊富に含まれ、荒れた胃の粘膜に作用します。

アダプトゲンハーブ

アダプトゲンハーブとは「適応素」とも言われ、不安や肉体疲労などのストレスに対する適応力を高める働きのあるハーブのことです。アダプトゲンハーブは汎用性が高く通常量で無害なものを言い、自律神経や免疫、内分泌などのバランスを調整します。
(例)甘草、キバナオウギ、高麗人参、エゾウコギ、マイタケ、霊芝、冬虫夏草、ホーリーバジルなど

季節の変わり目は、温暖差も激しく体調管理がむずかしいです。春は環境も変わり、心も不安定になりやすい。
食事、睡眠、運動の3本柱の土台づくりを意識して、要所的にメディカルハーブやアロマを取り入れると楽に過ごせるかなと思います。

長くなりましたが、今回も最後まで読んで下さりありがとうございました♪