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アロマテラピー講座①&スプレーづくり

先日は、ハーブ&アロマサークル第1回目でした。
アロマの基本や、その他精油のお話をさせて頂きました。

精油やハーブを暮らしの中に少ーし取り入れて、なんとなく続けていけたら、いつの間にかQOL(生活の質)が上がっていくかと思います。

この日は、Jさんからチェリーセージを頂きました。
すっとした清涼感のある香りに甘さも混じって、温かい気持ちになります。乾燥させた後、天然塩と混ぜてお風呂に入れる予定です。
モリモリの嬉しいお土産ありがとうございました。

講座の一部をこちらでも残しております。
ご興味があれば是非♪

アロマテラピーのきほん

アロマテラピーとは

・アロマ=芳香、テラピー=香りという意味で、植物の香りを使って心身と美と健康に役立てる自然療法

・植物の香りを凝縮した精油(エッセンシャルオイル)を用いるのが大きな特徴

・香りを楽しみながら心と身体をトータルにサポートするホリスティック(全体的)な自然療法

精油とは

・植物から抽出した100%天然の揮発性物資

・花、葉、果実、根、種子、樹脂、樹皮、心材など様々な部位により抽出される

・抽出部位は植物ごとに異なる

・水蒸気蒸留法や圧搾法などで抽出される

・それぞれ植物特有の香りや機能を持つ

*香りがあり(芳香性)、広がりやすい(揮発性)

*油に溶けやすく、水には溶けにくい

*火に燃え移りやすい(引火性)


精油がもたらす様々な作用

・リラックス(睡眠の質を高めたり、ストレスの緩和など)
  例:ラベンダー精油、ベルガモット精油

・やる気や集中力を高める
  例:ローズマリー精油、ペパーミント精油

・風邪や花粉症の予防
  例:ユーカリ精油、ティートリー精油

・肌トラブルの改善
  例:ラベンダー精油、フランキンセンス精油

・自律神経系、免疫系、内分泌系の機能調整
  例:クラリセージ精油、ゼラニウム精油

・抗真菌・抗ダニ作用
  例:ユーカリ精油、ティートリー精油

・虫よけ作用
  例:シトロネラ精油、レモングラス精油

精油が心身に働きかけるルート

脳から鼻へ
 香りの分子を嗅覚がキャッチすると、その情報は快・不快といった情動の座である大脳辺縁系へダイレクトに届けられます。
 その後、生体機能をコントロールしている視床下部へ伝わり、自律神経やホルモン分泌、免疫系の機能を調節します。

・皮膚から血液へ
 精油の芳香分子は非常に小さいため、オイルトリートメントなどで用いた場合は皮膚から吸収され、全身を循環します。

・呼吸器から吸収されるルート
 呼吸で吸い込まれた精油成分はごくわずかですが肺から吸収され体内へ
 精油成分は呼吸器系そのものに働きかけます。

精油の正しい選び方

・アロマテラピー専門店で購入する

・遮光瓶に入ったものを選ぶ

・購入前に精油の表示事項を確認する

・心地よいと感じる香りを選ぶ

アロマテラピーの楽しみ方

・芳香浴法
 コットンなどに精油を1~2滴垂らしたり、ディフューザーで精油を拡散し、香りを楽しみます。
 ※長期間行う場合は部屋の換気を行って下さい。

・吸入法
 お湯に精油を1~3滴落とし、立ち上がる香りの湯気を目を閉じながら吸い込みます。
 ※長時間の吸入は避けてください。
 ※誤飲しないように注意して下さい。

・沐浴法
 5ml程度の無水エタノールに精油を混ぜ、浴槽(洗面器等)の湯に入れかき混ぜてからつかります。全身浴は精油1~5滴、半身浴は精油1~3滴を目安に。
 ※肌に刺激を感じたら直ちに洗い流して下さい。

・フェイシャルスチーム
 湯を張った洗面器に精油を1~3滴加え、バスタオルを頭からかぶり、目を閉じながら湯気を顔にあてます。
 ※お湯を使う場合はやけどに注意して下さい。

・湿布法
 洗面器の湯(水)に精油を1~3滴落とします。縦二つ折りにしたタオルをたるませて湯(水)をすくいとるようにして付着させ、精油が含む面が内側になるように折りたたみ絞ります。
 慢性のトラブルには温湿布、急性のトラブルには冷湿布を患部に当てます。
 ※精油が直接皮膚に触れないように注意して下さい。
 ※目の周りや皮膚の弱い部分への使用は避けて下さい。

・トリートメント法
 植物油に精油を1%(フェイスは0.5%)以下を混ぜ、肌に優しく塗布します。
 ※肌の弱い方は低い濃度で試してください。

・その他、アロマグッズやお掃除などにも活用できます

精油の取り扱いについて

・精油を飲用したり、目に入れたりしない

・原液を皮膚につけない

・火気に注意する

・子供やペットの手の届かない場所に保管する

・精油の保管容器は遮光性のガラス容器が最適

・精油は直射日光を避け、冷暗所に保管

・精油の保管期間は、開封後1年以内が目安。柑橘系は他の精油より成分変化が起こりやすいので、使用時は香りを確認しましょう

注意すべき対象者


・治療中の方や薬を処方されている方は、必ず当該医療機関に相談してください。

・お年寄りが既往歴のある方は、精油の基準量は半分以下から試して使用しましょう。

・妊娠中の人は、芳香浴以外のアロマテラピーを行う時は十分に注意してください。アロマトリートメントを受ける場合は、医師や専門家に相談しましょう。

・3歳未満の乳幼児は芳香浴以外は行わないようにしましょう。3歳以上の子供でも精油の使用量は大人の1/10から多くても1/2以下とします。

・皮膚の弱い方は、精油の使用濃度を低めに試しましょう。皮膚に違和感を感じたらすぐに洗い流して下さい。

光毒性に注意が必要な精油例

精油成分の一部に日光など強い紫外線に反応し、皮膚に炎症をおこすものがあります。
 ・グレープフルーツ精油、レモン精油、ベルガモット精油など

皮膚刺激に注意が必要な精油例

 ・イランイラン精油、ジャスミン精油、ティートリー精油、ブラックペパー精油、ペパーミント精油、ユーカリ精油など


まだまだ残暑が厳しいですが、朝晩は涼しくなってきました。
雲や風の空気感も何やら秋めいてて、少し物憂げな気分にもなります。
夏の疲れも出やすいこんな時期は、植物の香りや効果効能に助けてもらいながら、ゆっくり過ごしていけたらいいですね。

お久しぶりの投稿、最後まで読んで下さりありがとうございました♪