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【選んで無職日記66】電車


2024/9/20

 朝起きると、昨日までの旅行気分の余韻が消えないままだった。私が旅行していたわけではないが、空港に送ったこともあって一つ大きい旅行が終わった感覚がある。

 今日は実家に帰る予定なので、早めに起きて朝食を取っていると夫が起きてきた。
 昨日まで祖母と母をもてなしていた彼は体力が削がれ、ずいぶんダルそうにしていたのでコーヒーとパンとビタミンCのサプリを用意し手渡す。今日から通常営業で仕事なのが可哀想だと思いながら、昨日から始まったNetflixドラマ『極悪女王』を見つつ自分もパンを食べる。
 唐田えりかが出ているが、身長が高くてベビーフェイスで可愛い。剛力彩芽もいつも見ているよりすっぴんに近いメイクで、顔が小さくてとっても可愛かった。プロレスをやるにしてはちょっと華奢だなあと思いつつ、同世代が身体張っててかっこいいなと思う。

 リビングのテーブルにある沢山のお土産を見ながら、しばらくお菓子買わなくていいねと言った。沢山の愛が形になって具現化されたような光景だった。

 昼になったので簡単に昼食を作り二人で食べ、時間になったので家を出る支度をし始める。
 毎回家から出る時は、家にあるぬいぐるみに行ってきますと挨拶してから出る。トイレやお風呂、リビングの掃除も終わらせてからでないと家を出たくない。私の帰省ルーティーンだ。この二つは帰省だけでなく、しばらく家を空ける時に適用される。今回は掃除機の代わりにクイックルワイパーとなったが、まあいいだろう。

 火曜日までよろしく、とぬいぐるみと夫に伝え家を出る。電車に乗る前にコンビニでカフェラテを買ったが、トランクケースにカバン、おやつのはいった袋を持っていて手一杯だった。
 電車ではいつも本を読んだり音楽を聞いたり勉強したりしながら過ごすが、今日はnoteを書いていたら一時間半あっという間に経ってしまった。随分長い文章を書いたなと思いながら、こういう時は携帯電話ではなくパソコンから添削したいと思う。

 駅に着くと父と犬が車で迎えにきてくれていた。窓にひょこっと顔を出すと、私に気づいた犬がワンワン吠えて再会を喜んでくれた。

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