【選んで無職日記60】思い出の尾道ミカンジュースがぬるい
2024/9/14 土曜日
この日は午後から行きたいところがあったので、夫と二人街に繰り出した。広島県尾道市の駅に入っている柑橘ジュースのスタンドが、出張店舗で私が住んでいる街に二日間だけ出店しているとのことで、是非あの感動をもう一度と思い馳せ参じたのだ。
尾道には広島県が実家の夫と里帰りした際に足を延ばしたのだが、尾道から広島市に新幹線で帰る前に喉が渇き、近くに美味しそうなジューススタンドがあったので寄ったのが大当たりだった。色んな種類の柑橘系フルーツの100%ジュースが楽しめるのだが、それぞれ酸味や甘味なども違うので店員さんに相談し、私は甘味が強い方が飲んでみたかったのでおススメを頂いた。大きな氷が入っておりしっかりと冷たく、オレンジ色がはっきりとしていてとても美しいジュースだし、味もオレンジに直接かぶりついているような、オレンジの美味しいところを搾って集めたような味で本当に美味しかった。
あれをもう一度現地に行かずとも楽しめるなんて贅沢すぎる!とわっくわくで向かう。この日は街中でもレインボープライドイベントやスポーツイベントなどが道路をホコ天にして開催しており、お祭り気分に乗せられた私は意気揚々とお店に着いた。
店舗内飲食型ではなく、コーヒースタンドのような形で出店している店舗の一部を間借りするような形で看板が立てられていた。カウンターに向かいメニューを見ると、前回行った時には目に入らなかったみかんサワーなどもあったが、私は浮気せずみかんジュースで!柑橘の種類が二つあるようで、今回も甘い方はどちらですかと聞くと、『不知火』をおススメされたのでそちらにした。
あの感動をもう一度・・・と思い提供を待っていると、小さなビンを二つ渡される。「こちらになります」とのこと。え~ん?
本店?ではプラスチックのカップに氷を入れて、カウンターに付いているサーバーからジュースが直接ダイレクトに注がれていた。あの提供方法を脳内に想像していた私はちょっと残念に思ってしまった。そうだよね~県またいでるし、サーバーは無理だよね。期待しすぎたか。
そう思いながらレジを離れる際、店員さんが「不知火無くなっちゃった」と別の店員さんに話していた。・・・ええ~?
実は私たちは、売り切れの可能性を考えて販売開始の午後二時から数十分後に到着するように向かったのだ。もう私たちの前にすでに何人も購入していたのか?それとも準備不足?そういう余計なことを考えるのが得意だ。嫌な客。
そう思いながら近くの椅子に座って頂く。まずビンを貰った時からの感想なのだが、ぬるい。キンキンに冷えたのを想像していた。味は勿論美味しい。普段飲食店で飲めるジュースの数十倍濃い。ビタミンCをたっぷり取っているような感覚だ。
夫と二人顔を見合わせて、美味しいね、美味しい、うん・・・といいながらその場を後にした。
その後はモスバーガーで裏月見バーガー(前日までモスバーガーの公式サイトで何度も頑張って秘密のクーポンを探した)を食したり、ちいかわランドに行ってランダムシールパックを開封したり、レインボープライドのイベントでポールダンスを踊っているお姉さんがマルジェラのコレクションみたいな退廃的な衣装をまとっているので、パリコレみたいだねとか言いながら帰宅した。
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