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【選んで無職日記51】起こることへの諦めと飲み込み

2024/9/5

 今日は朝から耳鼻科に行った。一か月前から鼻が詰まっている。というか隠さず言うと鼻くそが毎日詰まっていて不快だったのと、昨日夜立ちくらみを起こした際に右耳がぼわっと聞こえづらくなり、そこも不安だったので急遽予約したのだ。
 朝から市のシェアバイクをかっ飛ばして一駅先の病院へ向かう。前回来た時に混んでいる印象があったのでドキドキしながら向かったが、私の前には4名しか待っておらず安堵した(長く待つ時用に二冊も本を持っていったが、必要なかった)。
 耳の聞こえの検査を二種類とレントゲンをとり、先生に呼ばれたので緊張の面持ちで診察室に向かう。話を聞きながら、そういえばこの先生は本当に説明が上手い先生だったな、と思い出す。鼻の症状と耳の症状を分けて説明し、どういうことが理由でこういう症状が出ているのではないか、という細かい説明も構成をしっかり組み立てて話してくれるから納得がいく。感じも良いしパソコンばかり見ておらず、目を合わせて話をしてくれる。全ての先生がこうだったらいいな、と思う。
 ところで私の症状の結果は鼻のほじり過ぎだった。ばかばかしい。鼻をほじると鼻の中の粘膜が傷つき、それにより浸水液が出てきて、それが固まると鼻くそになる。鼻くそ無限ループを自分でクリエイトしていたということだ。情けねえ。
 耳の方は聞こえの検査も問題ないし、ストレスや寝不足、気圧の変化なども原因になるけど、最近忙しかったとか寝不足とかない?と言われて、いや無職なんでないですね!とも言えず、そういえば最近寝る時間がいつもの二時間ほど後ろ倒しなのを思い出してそれを伝えたところ、気になるなら耳のむくみを取る薬も出せるから言ってね~と言われて終わる。
 鼻のほじりすぎが理由で早起きしたのも、検査料金が発生してまあまあな金額を取られたのもしんどい。私に50のダメージ。

 その後はピラティスに歩きながら向かった。途中前職の先輩が美味しいトウモロコシをくださるというので、職場のあるビルに向かう。私はこのビルとはもう無関係の人間なんだな、と思いながら先輩を待ち、トウモロコシを貰った。

 ピラティスに行く途中に悲しいニュースが入る。今のところは言及は伏せるが、かなり気分が落ち込んだ。
 今までの私だったら、どうしよう、どうしようと思ってそのニュースについて考えまくり、目の前の出来事に集中出来なくなってピラティスをドタキャンする、というのが常だった。
 だが最近なんとなく私の考え方が変わっているような気がする。自分ではどうにも出来ないことについてはなるべく考えないようにしようとしている。考えないようにしようというより、考えても意味がないな、と事実を受け入れる感覚だろうか。もちろん気持ちの中では諦めているというのでもないのだが、外面的に言うとある種諦めに近い、ただし投げやりではない感情がそこにあって、今考えたってしょうがないから、出来ることをしよう、と思い始めている。こういう感情は初めてなので、自分でも驚いている。人ってどんな年齢になっても変われるんだな。

 ピラティスは今日はマジックサークルというフィットネスツールを使って、肩甲骨をはがすクラスを受けた。腕の筋肉がないのか、マジックサークルを持っていると腕が疲れてきて肩や背中がしんどくなる。今日は一時間ほぼ筋トレのようなメニューだった。身体を追い込むことも時には大事だ。レッスンの序盤からじっとり汗をかいてきて、帰る頃には身体がところどころプルついていた。

 筋トレが効いたのか、家に帰ってローソンの特大おにぎりを食らうと眠気がどあっと押し寄せてきて、ベッドでぐうぐう寝てしまった。起きたときにはもう18:00近かったが、仕事のお休みを取った夫とせっかくなのでということで街に出た。
 昨日から開店したパン屋を覗くも長蛇の列で断念。途中行ってみたかったコーヒースタンドに寄り、おいしいフラッペを発見して二人で喜んだ。これならスタバじゃなくてここ来た方がいいじゃん、というレベル。新しい店の新規開拓はニューロンが喜んでそう、となんとなく思う。新しい場所に行ったり、新しいことをしたりすると何故かわくわくして、心が若返るような気分になる。気分が落ちやすいこういう時にこそ実践すべき内容だ。

 家に帰ってサッカー日本代表の試合を見て、バコバコ点入るなあ~と思いながら夜になった。

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