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【奈良旅レポ後編】旅のいいとこ詰め合わせ

本日仕事納めでして、ようやく奈良旅レポ後編を書けます!
(*奈良旅レポ前編『人生は勇気と希望、だけじゃない。』はこちら。)
後編は、映画以外の部分について。
京都や大阪の陰になりがちな奈良だけど、奈良も負けず劣らず、とても魅力ある町だなと思いました。
また絶対に行きます。

 * * * * *

鹿王国・奈良

 私が奈良を訪れるのは、恐らく4、5年振り…?のことでした。
 数年振りの奈良駅の印象は、平日だからということもあるのでしょうが、のほほんとしていて心地良い。
 そしてなんと言っても……

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鹿!

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鹿!!

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鹿!!!

 奈良ってこんなに鹿に支配されたみたいな町だったっけ…??
 と、鹿の多さにそれはそれは驚きました。
 人の中に鹿が紛れているのか、鹿の中に人が紛れているのか、どっちがどっちだか分からない。奈良って稀有な町ですね。

『書架』にて歓迎の儀

 時刻はお昼前。
 どこかで適当に何か食べようと思いながら歩いていると、おみくじのようなものがたくさんぶら下がった木が目に入りました。
 わくわくして近付いてみると、やっぱりおみくじだ!

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 このおみくじはどこで引けるんだ!
 と辺りを見回すと、どうやら『書架』さんというご飯屋さんのテイクアウトメニューを注文すると引けるらしいことが分かりました。

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 (写真は『書架』のテイクアウト用のお店。すぐ側に本店がある。)
 店員さんに「おみくじが引けるのはどのメニューですか?」と聞いて、おみくじを引きたいがためだけにそれを注文。
 何ていうメニュー名だったか…忘れました。(調べたら『ほうじ茶デコレーションシェイク』でした。)
 大仏様と鹿のクッキーが乗っかっていてとても映えるビジュアル。

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 縁側のような所がすぐ側にあって、そこで頂きました。
 昔懐かしいストーブがあって、外は寒いけどここはあったかい。
 さて、問題のおみくじは……

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 大吉!!

『すてきなご縁が訪れるでしょう。心震える瞬間を見逃さないで。』
 と書かれていました。素敵な言葉ですね。
 奈良の旅を楽しもう!と勢いがついたし、企画本屋hontenを応援してもらえている気がして、とても嬉しかったです。

|| 書架 ||
奈良時代に編纂された3つの書物、 「万葉集」「風土記」「古事記」。
これらの書物をイメージした飲食店。
HP https://syoka-nara.com/
住所 奈良市春日野町16番地

その時限りの

 シェイクを飲んで冷えた体をストーブであっためたら、再出発!
 映画上映時間まではまだ余裕があるので、地図を見てどこへ行こうかと考えると……ん?

 『猫段』とは???

 なにしろ猫が大大大好きなもので、『猫』という文字には敏感な私。
 気になって検索したら衝撃の文言が。

『ここで転ぶと猫になるという伝説がある』
 !!!( ゚д゚ ) ガタッ
 転ばねば(使命感)と思いますよね。ね?

 嬉々として猫段へ向かっていると、頭にバンダナを巻いたお兄さんに「これからどこ行かれるんですか?ご飯ですか?」と声を掛けられました。
 人力車の営業かな?と思い、断れない性格の私は、心を鬼にして断らねば…と内心思っていました。

 ところがお兄さんの話を聞いていると、どうも営業じゃない。
 私が猫段に行くと言うと、お兄さんはびっくりしていた。
「なんでそんなの知ってはるんですか!?」

 かくかくしかじかで転んで猫にならなきゃと思って…と話していくと、あれよあれよと打ち解けていく。お兄さんの話術すごい。
 お兄さんは『心家(こころや)』という団体で観光案内のお仕事をしているという。元々は観光人力車をしていた団体だとか。なるほどどうりで町に詳しい。
 そんなこんなで楽しいお喋りをし、猫段への道案内をして頂いて別れました。

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 とても楽しかったので記念写真撮らせてもらった。
 お兄さん、ありがとうございました!

 こういう、全く知らない人とのその時限りの出会いやお喋りって、旅の醍醐味だよなぁと思います。
 ネットの世界では体験できない、特別な体験。
 ”一期一会”ってやつですね。

|| 心家 ||
元々は観光人力車事業をしていた団体。
トゥクトゥクみたいな乗り物で町を巡るサービスを提供している。
グルメコース、都市伝説コース、世界遺産コースなど様々なコースがある。
HP http://kokoroyanara.com/

いざ転ばん…!!

 お兄さんの案内通り道を歩いていくと、途中、大きな門が見えてきます。
 『昔の人はこんなすごいもんをよお作ったなぁ……。』と圧倒されながらくぐります。

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 途中、鹿と触れ合いながら。

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 奈良の鹿には昔、鹿せんべいを持っていたら集団で取り囲まれ、蹴り飛ばされた経験のある私です。
 今回の旅では鹿せんべいは怖くて買いませんでした。
「ごめんよ、なんも持ってないの。」
 餌を欲しがる鹿を華麗にスルーして進みます。

 東大寺の脇の、人気の少ない道の先に、猫段はありました。

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 看板も何も無い、ただのゆるやかな石畳の階段。
 (写真左端の看板は東大寺の敷地マップ。猫段の文字は無い。)
 隠れた名所ですね。

 心して、いざゆかん!

 というわけで、無事、転べた~!(後日左のすねにアザができていた。)
 しかし猫にはなれなかった……。
 リベンジを心に誓い、映画上映会場へと向かったのでした。

 ちなみに、猫段を上り切った先には除夜の鐘があります。
 圧巻のでかさ。(写真では伝わりづらい……。)

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 今回の奈良旅は、日帰りながら旅の良さを存分に感じられるとても良い旅でした。この幸運に感謝です。
 めでたし、めでたし。

 映画上映会レポはこちら↓


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