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ホワイトゴールドってプラチナとどう違うのか?

全然違うのに同じと思っている人が思った以上に多い

ジュエリーの素材に使われる地金で日本では18金であったりプラチナですが、今日はホワイトゴールドとプラチナの違いに触れないといけません。

実は同じ色の地金としても成り立ちは全然違います。それに比重も違うし価格も違う。といった理由は後でしっかり書くとはいえ、どういう訳だか一緒のような地金だと誤解を招きやすいこの2つの地金に書こうと思います。
これを説明してもなかなか理解が難しいですが、ひとまず書いてみましょう。

ホワイトゴールドの基本はゴールド

これだけで既に混乱しますが、それを説明するにはゴールドの事について説明しないといけません。通常宝飾品に使われるゴールドは18金と呼ばれます。これを「純金」と考えるのは間違ってます。純金というのは「24金」と呼ばれています。

日本だと宝飾品に入れる金属の刻印は「K18」ですが、海外ではよく「750」と入っています。これだと説明しやすいですが、純金が「1000」とすると、750は純度75%という事です。

これに当てはめると、純金は24金です。で、24の75%が18なのです。だから18金と750は同じ金属です。書いてて訳が分からなくなりますがそうなんです。。。

では、なぜ純金が24金と呼ばれているかというと、良い説明が「ヤフー知恵袋」に書かれていました。割愛しますが、だから18金は純金ではありません。それをベースにホワイトゴールドを作ってるんです。

ホワイトゴールドは白くありません

純度75%の金という事で75%が純金で残りの25%が違う金属です。これがなかなか理解してもらえません。。。一般的に25%のうち銀が15%と銅が10%とされてます。本当はもう少しすずとかを入れたりしますが、だいたいそんな感じです。

そして、ホワイトゴールドを作る為にはこれに「パラジウム」という地金を混ぜます。この地金が少し高い。これを入れると多少白っぽりますが実際は全然白くありません。

例えば・・・これで分かれば嬉しいですけど、75mlのコーヒーに25mlの牛乳を入れても牛乳のような白いコーヒーにはなりませんよね。出来るのはカフェオレくらいです。実際には他の銅なども入る訳で、プラチナのような白い輝きではありません。

その地金にメッキをしてプラチナと同じような地金に見せています。

では、なぜそこまでしてプラチナのような白い地金にしたいのかという事ですが、海外ではプラチナジュエリーというものはほとんど存在せずホワイトゴールドが主流です。だからゴールドをベースにしています。

プラチナは日本がほとんどで、プラチナがどうして持てはやされるというのはあまり分かりませんが、重量感のような気がします。

実はプラチナとゴールドでは比重が違って全く同じ大きさであってもプラチナの方がゴールドより1.6倍くらい重く実際はかなり違います。プラチナを触った後に全く同じホワイトゴールドの指輪を持つと、

軽い!

と感じると同時にプラチナと比べると

なんだか安っぽいな。

と感じるかもしれません。それくらい重量感が違います。以前、プラチナが高騰しすぎて物が売れない時に、ホワイトゴールドに切り替えた事がありましたが、偽物かと思うくらい軽くてビックリしました。

それにかなり安い記憶もあります。地金価格を考えると当時、プラチナよりゴールドの倍くらい高かったのでプラチナが5千円で18金が2千5百円としましょう。全く同じ指輪でプラチナで16グラムの指輪でも、ゴールドとなると比重の違いで10グラムの指輪になります。

これを地金価格で換算すると「プラチナ:8万円」で「18金:2万5千円」という地金価格だけで歴然の差となります。

おまけにプラチナと比べて重量感も違うとなるとお客さんは安く感じますが、実際にも安っぽく感じていたようで全然売れませんでした。

見た目が全く同じプラチナとホワイトゴールドでもビックリするくらい別物になるので、全然使いたくない地金です。プラチナが絶対にいい理由は他にもあります。

プラチナは低刺激なので、金属アレルギーの発生率が少なかったり、ホワイトゴールドは元々白い地金ではないのでメッキをしても剥がれてくると、元々の地金である金色っぽくなってしまういます。

これのクレームが恐かったです。一度お店まで呼び出されてユーザーさんに怒られた事があります。「ティファニーとかのブランドでもそんな事あんのか!」と。「そうなんです。金色っぽくなります。」と、落ち着いた頃に説明してビックリされた事があります。

プラチナと同じ地金色で値段が半分以下となれば魅力的に感じる人も多いですが、そのメリットとデメリットをしっかり説明している店員さんはいなかったと思います。

そんな事言うとプラチナは高くて買えないし、お客さんは買わなくなるし、お店のスタッフは売上を考えている上司に怒られると思います。それにそんな事を知っている宝飾品のスタッフはいなかったんじゃないかと思うくらいです。デパートや百貨店のスタッフでも一部だと思います。

現時点では日本人にはプラチナが良いと思います

日本人の肌は比較的デリケートなので金属アレルギーを考えたらホワイトゴールドよりはプラチナが良いと思います。シルバーアクセサリーの件もありますが、それはまた別に機会に書きましょう。

プラチナとホワイトゴールドは全然違うものですし、18金がベースになっているという事です。金属アレルギーの事も考えながらじっくりとジュエリーを選ぶのも良いと思います。

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