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指輪における石留め方法である「爪留めと伏せ込み留め」の良い所と悪い所

指輪のデザインにおいて、留め具は重要な要素の一つです。

特に「爪留め」と「伏せ込み留め」は、指輪の外観や機能において異なるアプローチになります。これだけで宝石の印象が変わってくるのです。

留め方は他にもありますが、代表的な2つの留め方について簡単に紹介します。


爪留め

良い点

目立つデザイン:爪留めは、石を支える爪が外部に露出している為、石がよく見え、美しさを引き立てます。

石の保護:爪が石をしっかりと保持する為、石が安定して留まり、傷つきにくいです。
色石の美しさ:カラーストーンを使用する際に、爪留めは光を透過させ、美しい輝きを引き出すのに適しています。

悪い点

爪の摩耗:爪が外部に露出している為、爪部分が傷つきやすく、長期間の使用で修理が必要になる事があります。

衣服への引っかかり:爪が外に突き出ている為、衣服や他の物に引っかかる可能性があります。

清掃の難しさ:爪留めの間に汚れや糸くずがたまりやすく、清掃が難しい事があります。

伏せ込み留め

良い点

平らなデザイン:伏せ込み留めは平らなデザインで、他の物に引っかからず、日常生活での使用に適しています。

清潔感

:留め具が平らである為、汚れや糸くずがたまりにくく、清掃が容易です。

耐久性:伏せ込み留めは外部に露出する部分が少ない為、爪留めよりも耐久性が高い事があります。

悪い点

石の保護:伏せ込み留めは石を覆う為、石の輝きや美しさが爪留めよりも目立ちにくい事があります。

修理の難しさ:留め具が隠れている為、修理や石の交換が難しい事があります。

カラーストーンの透過性:カラーストーンの場合、伏せ込み留めは光の透過が少なく、色が鮮やかに見えにくい事があります。

まとめ

どちらの留め方を選ぶかは、好みや用途、ジュエリーのデザインによって違います。

爪留めは石の美しさを引き立て、伏せ込み留めは日常使いに適しています。また、素材や手入れ方法も考慮に入れるべきです。

フォーマルな場では爪留め、日常では伏せ込み留めと言われますが、実際に定義がある訳ではありませんから、その場にあったファッションと組み合わせる事が出来れば良いと思いますよ(^^)

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