修士論文が終わりました
ご無沙汰しております、ホノポンヌです。
先日、修士論文の執筆が終了したので、執筆の様子や修士論文の内容など
簡単にご紹介したいと思います。
私が所属している観光学院では学びの最終成果として、
修士論文の執筆が卒業必要要件になります。
私が今回執筆したのは、「政府観光局のマーケティング活動に対する汎用的評価フレームワークの構築」。簡単に言うと、各国の政府機関である”政府観光局”(日本だと日本政府観光局JNTO,イギリスだとVisit Britain)が、実施しているマーケティング活動を評価するための指標を提案するものです。
今回私が実施したのは、”文献調査”と”事例研究”。
コロナ禍ということで、直接的なインタビュー等は行えませんでした。
さて、ここで生じるのが修士課程って2年間しかないのに
どんなスケジュールで修士論文を進めているのかという疑問。
私も入学前まで知りませんでしたが、結構ギリギリなスケジュールで
進んでいきます。
Step1: 指導教員を決める
私は学部と異なる大学院に進学しているため、現在所属する観光学院の
先生方との接点は皆無。
入学前の進学相談会などでメールアドレスをゲットし、入試に向けて
研究方針を何度か相談。(入試の時点で研究計画書が必要だった為)
晴れて入学した暁には、先生方の研究室を突撃して指導教員の相談をします。
そこで、先生の研究方針と自分のやりたい研究がマッチすれば無事指導教員決定。
マッチしなかった際には、自分の研究を進める上で助けてくれそうな先生を
再度探して突撃を繰り返します。
Step2:研究計画を立てる
指導教員の先生が決まったら、次に具体的な研究計画と方針を固めていきます。
この時、すでに修士1年生の秋。
入学して半年くらいは修士論文と無縁の学生生活を送っていたということ。
研究計画では、研究内容と研究方法、具体的なスケジュールなどを
指導教員と相談しながら決めていきます。
Step3:先行研究を集める
研究計画を立てながら同時並行で行うのが、先行研究の収集とまとめ。
自分の研究をする上で、参考にする先行研究を1本でも見つけられたら
幸運なこの作業。
ちなみに、観光やマーケティングの分野では日本語文献よりも英語文献の方が
圧倒的に多く選択肢が広いので、英語が少しでも読めると便利!
但し、Google翻訳にかけて簡易的な翻訳文を頼りに読み進めることもできます。
Step4:調査・研究を行う
事例研究をある程度集めて研究方法などに目処がついたら、やっと調査・研究に入ります。
この時、修士2年の夏休み頃。
修士1年生の後期に何をしていたかというと、”就活”がメインの生活。
修士論文のことが頭をよぎりながら、半年ほどは就活対策やそれに付随する
企業訪問などで大きく時間が取られます。
とはいえ、先行研究は常に探しつつ気が向いたら進めていくのが
結構大事だったりする。
Step5:論文の執筆と修正
調査・研究結果がまとまればあとは書くだけ。
指定の項目に沿って、自らの研究を執筆していきます。
この時、修士2年の9月頃。
但し、ここで一気に書くのではなく実は先行研究を集める段階から少しずつ
書き溜めていくのがポイント!
”何もやっていなかったようで、意外と進んでいる”という事象が発生します。
論文を執筆したら、提出日まで指導教員にアドバイスをいただきながら
修正加筆を繰り返します。
私の場合は最終提出日間近まで先生とやりとりをしていましたが、
できることなら余裕を持って印刷作業に入りたかった。
Final Step:口頭諮問
最後にやってくるのは口頭諮問。
自らが執筆した修士論文の説明とそれに対する教授陣からの質疑応答が
行われます。
2年前の研究計画段階から見守ってくださった先生方の言葉ひとつひとつが
心に染みる、そんな時間でした。
以上が、私ホノポンヌの修士論文執筆2年間の流れです。
恐らく、比較的ゆるっと好きなことをしながら研究を進めてきた事例。
研究メインではない場合のスケジュール感だったことはお伝えしておきますが、
学部時代よりも自分の興味関心に素直に従った研究ができました。
いつか、今回の研究成果を生かした社会への還元がしたい。
そう思える研究生活でした✨
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
文系大学院の進学を検討している皆さんの何かきっかけになれば幸いです。
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