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僕日記

 未明、暗がりの中目が覚めた。よくある。
夢と現実の狭間、自分が何をしているかも曖昧になりながらも、腕を掻きむしった。痒いのだもの。
ぬるぬるした液体を、指が腕に広げる感覚を気にすることも無く、また眠りに吸い込まれた。

 朝、腕が痛い。指が汚い。明らかな現実よ、おはよう。

 君の未読無視は生きているか心配になる。既読無視は見てから死んだかと心配になる。
結局、君が今この瞬間も生きているか、本当のところ、心配なのだよ。君が教えてくれたままの君しか、君の足跡しか、僕は知らないのだから。君の瞬間を僕は知らない。
人とは、みんな、そんなものなのだろうけどさ。

 「翔んで埼玉」の「翔んで」とはどういう意味かな。なんで翔ぶんだ。レッドブルでも飲んだのか。


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