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参議院議員選挙の日に

本日、7/21は参議院議員選挙投票日ですね。みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

私、お恥ずかしいことに、大学生の頃は全く選挙に行っておりませんでした。住民票を実家の住所にしたままで、一体いつなんの選挙があったのかも知りませんでした。

それが、約5年ほど前のことです。

この5年で「政治的な話」について口にすることがある界隈ではタブーではなくなり、そして、ある界隈では依然としてタブーのような、いや、政権批判がタブーのような空気に変わっている気がしております。

Twitterは政治的な話をしても、誰かに後ろ指をさされにくい空間となりました(体感、当社比)。アジカンのゴッチさんなど、アーティストの人がめげずに発信を続けてくれていたおかげなんじゃないかと思っています。


さて、私がこのところ抱えている違和感は「経済成長」という言葉です。


経済成長に関係がないから。

経済成長のためには多少の犠牲は仕方がない。

この道しかない。


豊かになるためには、何かを犠牲にしても良いのでしょうか?
倫理観は「経済成長」の前に無力なのでしょうか?

「経済成長」だけが本当の豊かさでしょうか?


お金は大事です。それはベースです。国民の所得が上がること、そして、以前よりも経済的に豊かになること。それはとても大事です。

でも、その価値だけを語り、他のことを切り捨てることは正しい選択なのでしょうか?その他のことを実質的解決ではなく、その場しのぎの対処だけでハリボテにし続けることは、正しい解決なのでしょうか?


豊かさの価値を再定義し、「経済成長」と「よりよく生きること」を同時に考えること。

両立は可能なはずです。


もちろん、議論の果てに、なにか見えるか見えないかくらいの薄ぼんやりした希望でしかありません。そして、建設的な議論には、適切なパワーバランスが重要です。

誰かの告発や誰かのプロテストが、今までの体制の中に丸く収められてしまい、「変わるかもしれない」という期待が潰え、強固な日常に閉ざされて、輝いていた目が灰色に無気力に変えられるのを見るのは嫌です。

パワーバランスが壊れる時、そこに歪みが生まれる。どんな時だって。
だから、私は投票に行きました。適切なパワーバランスを望んで。

ところで、あなたはどんな未来がいいですか?「投票しても実現しない」とかむくれた顔しないで、ちょっとだけどんな日が来てほしいか一緒に考えようよ。


最後まで読んでくれてありがとう。