同調圧力!?専門性は評価できないという話

会社のひとから面白い話を聞いたので記録します。会社の評価体制とその日本らしさについての話です。

わたしはディレクターやプロデューサーという言葉で表されるような仕事をしている(今後する)わけですが、中にはアート職や技術職として専門知識を持って会社に入ってきた人も多くいます。 
専門性が高いことでその人ならではの仕事が出来るし、専門性の高い仕事を扱えるのでそれを目指して入社する。

でもそういった人は少数派で、やっぱり普通に営業をやる人が大多数なわけです。それに専門性が高いってことは、それぞれが専門とする範囲もなかなか重ならない。
そんな状況で社員を平等に評価しなければならない時、どこに評価軸を置くのか?

そこでジレンマが起きるのです!!

せっかく強みとなっている専門性は『全社員共通の評価軸で判断することが出来ない』という状況により、評価上では無視せざるをなくなってしまうわけです。
専門的なことをしたい人は、みんなが出来ることプラスαとして専門性を追求しなければならないってことですね。それが評価やお給料に反映されずとも。

今日聞いた話では、こうして評価の軸を「みんな」に合わせるのは日本らしい特徴になるのでは?とのことでした。
外国ではもっと「個人」の職務がカッチリ決まっているので、それをしっかりこなすことで評価されるそうです。(この話を聞いてから考えると、海外で体験した店員さんの無愛想さやチップが個人のお給料になる個人主義?にも頷ける気がする… )

この状況を前提におくと、仕事に対してもやっとしていた部分をひとつ理解できた気がします。  

みんなが出来ることが出来ないからまずそのハードルをクリアしたい!と言うと
「いやいや、美大なんだから、それを活かしなよ」
と言われてきました。多分これからもそう。
専門性だけがひとり歩きして、わたしの特徴がそこだけになる感じ。うざいなァ〜!しょうがないこともちゃんと分かるけれども〜!!

それから日々指摘されることについて。
そんなこと夢にも思っていませんでした!っていう誤認ばっかりおきる。
教えてくれなかったじゃん!って思うし、向こうは向こうで、そこそう捉える!?って思ってるんだろな。
だって読むべき空気が山ほどあるもん〜!!!
教えきれない、慣れろ、という部分が多過ぎるので、「まずは3年」という謎の期間縛りが生まれてるんじゃなかろうか。何をするにも怖くなるし、あの「は??」っていう視線感じたくなくてそりゃあ萎縮するわけだよなァ  

とにもかくにも、とてもちゃんとした日本企業で働いてるんだなってことに改めて気づかされました。がんばるぞー!
…すんごいいいこと教えてもらったな。。。

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