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ゆるゆると続ける中国語学習についての話

昨年春から、ゆるゆると中国語を学んでいます。

学び始めた頃の記事はこちら⤵

NHKラジオのアプリを入れて、中国語講座【まいにち中国語】の聴き逃し配信期間中に、なんとか聴き終えようともがき続けて、早一年半。
最初はサイトの方の聞き逃し配信(過去2か月分配信)を追いかけていましたが、アプリには簡単な練習問題もあるし、何しろ学習履歴が蓄積されていくのが嬉しくて、昨年後半からはアプリ(前週分のみ配信)中心に聴いていました。
ただ、2年目から調子に乗って、中級編の【ステップアップ中国語】講座にも手を出してしまい、でもこちらのレベルにはちょっとついていけなくて挫折したりもしているので、偉そうなことは言えません。
ゆるゆると初級編を学び続けている、そんな感じです。

NHKラジオのアプリは、毎週月曜日の午前10時頃に更新されます。
なので、一週間分の学習の締め切りが、その日その時刻ということになります。
長期休みの課題……というほどではないんですが、だいたい週の前半は余裕かましてたりして、週末に焦る計算になります。
そのうち、アプリを開いたままにしておけば、月曜10時を過ぎても先週分が聴けるということに気づいてしまい、ちょっと安心して「夜、帰ってから聴こう」というのを繰り返している間に、間違って閉じてしまって脳内ホワイトアウトしたことも……!
反省して、このところは日曜夜と月曜朝が、中国語猛勉強タイムと化しています。(毎日少しずつやればいいだけなんですけどね……)

中国語学習スタイルの変化

そんなふうにまったり学びながらも、学習方法については、一応試行錯誤してます。
①テキストを見ながら放送を聴いて声に出す。
  ↓
②覚えきれないので、聴きながら放送の内容をノートにまとめる。
  ↓
③ノートにまとめる時間がなくなってきたので、とにかく何度も聴くことにする。
  ↓
④何度も聴く余裕もなくなってきたので、最低限聴けるだけ聴いて「これ知ってる」程度でも覚えられるようにする。(かなりハードル低下)
  ↓
⑤簡体字が書けなくなってきているので、放送を聴きながら一回は紙に書く。

ということで、現在は⑤の聴きながら書くというのをやっています。
これの良い点は、簡体字をピンインを書くことで字と発音が身近になることですね。(覚えられるとまでは言えないところがミソ……)
書いていると15分の放送時間では終わらなくて、まあ時間はちょっとかかるわけですが、書くこと自体は好きなので(漢字の練習みたいに延々と同じ漢字を繰り返し書くわけではないし)、とりあえず一週間は続いています。
今年度のラジオ講座【まいにち中国語】は、基礎を本当に丁寧にされているので、なんとかついていけてます。
ただ、つい手を出してしまった10月からの【ステップアップ中国語】は、聴くのが精一杯ですが……。(月曜の朝にまとめ聴きしてるせいで、時間なくて)

中国語学習の面白さ

そうまでして、なんで中国語を学習するの? というのは、実は私が一番自問してるところだったりします。
別に、中国旅行を考えてるわけでもないし。(行きたいのはやまやまだけど、その勇気も金もない)
取引先に中国の方がいらっしゃるので、その方に中国語で話しかけられたらいいなあとは思うものの、私の中国語よりその方の日本語の方が絶対うまいので、下手に下手な中国語使って仕事に支障をきたしたら目も当てられないし。
中国語の本を原文で読めたらいいじゃんとは思うものの、『史記』などは漢文だし、漢文と現代中国語は、古文と現代日本語くらい違いますよね。

それでもやめられない魅力とはなにか。
やっぱり我々アジア人は、中華文化圏から逃れられないんだよなあというのを感じる部分なのかもしれません。
中国語の熟語で、日本語と同じ意味を持つものが意外に多いことも、結びつきの深さを感じます。
先日も「行李xingli」という言葉が「荷物」という意味で出てきましたが、「行李」って日本語だと昔の衣装ケースですよね。なんとなく、ニュアンス近くないですか?
中国語を学んで、できれば韓国語も学べば、東アジア文化圏の一部を俯瞰できそうな気がします。
それってわくわくしませんかね?

それに13億もいる隣人とは、できれば仲良くしたいんです。
考え方が違うのは当然として、ならばその違いを知ることも必要だし、隣人には隣人の幸福を追求する権利があるし、その中でお互い穏便にやっていきたいので。
草の根文化交流みたいなことができないとしても、言葉が好きで学びたいという人間が一人でも増えれば、何か変わるかもしれないし変わらないかもしれないし、100年後に何か変わってるかもしれないし。
知りたいと思うなら、行動した方がいいので。

謙虚に……

中国語学習を始めて一番感じているのは、やっぱり日本で働かれている外国の方や外国人留学生の優秀さを思い知ったということですかね。
英語などの主要言語ではない、日本語というマイナー言語をあえて学んで、しかもそれを駆使して外国(日本)で働くという能力の高さ。
逆の立場だったら……と考えると、頭が下がりまくります。

日本語が母語ではない方の日本語を揶揄したくなる不健康な感情が、確かに私の中にもありました。そういうTV番組を喜んで観ていた時代もありました。
しかし、それって井の中の蛙大海を知らずだよなあと、今ではわかります。
「ついたち、ふつか、みっか」を、「いちにち、ににち、さんにち」と言ったところで、意味が通じるんだからそれで良くない? 日本人だってRの発音苦手じゃん?
中国語を練習してるおかげで、少しRの発音がわかってくるようにはなりましたが、日本ri ben栗本li benになってないとは言えないので。

自分のポンコツさを認めてしまえば、いろいろと楽になります。
背伸びしたくもなりますけど、届かないものは仕方がない。
思うようにならないのもまた人生なので、謙虚にいきたいなと思います。
ありがとうございました。

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