【読書記録】安部公房の『けものたちは故郷をめざす』を読んで考えたこと
安部公房の『けものたちは故郷をめざす』を読んで考えたことを書きます。
恥ずかしながら白状しますと、私は安部公房作品をほとんど読んできていません。『人間そっくり』を3年前に読んだ程度です。
なので、初心者が安部公房を読んでみた! 的な記事になりますので、ご了承ください。
なお、ネタバレしないように気をつけるつもりではありますが、やらかす危険性がありますので、ご注意ください。
とにかく怖いこの作品は、終戦時に旧満州に取り残されてしまった少年(青年?)久三が、日本をめざして荒