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マリメッコにフィンレイソン…自然が生きるフィンランドのデザイン力

旬・美・遊」では旬のおでかけ情報をはじめ、気になる新刊や新商品、見逃せない展覧会や伝統的なお祭といったご当地の話題など、さまざまなトピックをお届けします。(ひととき2021年12月号より)

 温かみあるデザインが世界中で愛されているフィンランドのインテリアやテキスタイル。その美しさの源泉は、「大いなる自然を忘れない」というフィンランドの人々の思想。大地の恩恵を大切にするからこそ、植物のような曲線の花瓶や、優しい色合いのポスターデザインが生まれるのだろう。

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アルヴァ・アアルト《「サヴォイ」花瓶》1936年 カルフラガラス製作所 コレクション・カッコネン蔵 Photo/Rauno Träskelin

 今展では、多彩なデザインが生まれた1930年代から70年代にかけてのフィンランド・デザインに着目し、ヘルシンキ市立美術館監修のもと、日本でも人気のブランド「マリメッコ」や「フィンレイソン」のテキスタイルのほか、ガラス工芸、陶磁器や家具などを展示。同時代にデザイン・制作されたプロダクトや絵画など約250点と約80点の関係資料で、時代を超えて愛される名品を生み出したフィンランド・デザインの歩みを紹介する。自然を愛するフィンランドの人々の豊かな発想力に触れられるはずだ。

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アルヴァ・アアルト《キャンチレバーチェア 31(現:42 アームチェア)/パイミオサナトリウム竣工時のオリジナル製品》1931年 木工家具・建築設備社(トゥルク) フィンランド・デザイン・ミュージアム蔵
Photo/Rauno Träskelin

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カイ・フランク《木製人形(サーカスの団長、女の子)》1940年代 フィンランド・デザイン・ミュージアム蔵
Photo/Harry Kivilinna(サーカスの団長)
フィンランド・デザイン展 自然が宿るライフスタイル
(12/7〜2022/1/30)
東京都渋谷区・Bunkamura ザ・ミュージアム 
https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/21_Finland/
☎050-5541-8600
(ハローダイヤル)

出典:ひととき2021年12月号
※この記事の内容は雑誌発売時のもので、現在とは異なる場合があります。詳細はお出かけの際、現地にお確かめください。



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