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約20年ぶり!アンリ・マティスの大回顧展(東京都美術館)

旬・美・遊」では旬のおでかけ情報をはじめ、気になる新刊や新商品、見逃せない展覧会や伝統的なお祭といったご当地の話題など、さまざまなトピックをお届けします。(ひととき2023年5月号より)

 20世紀美術を代表する画家、アンリ・マティス[1869〜1954]の大回顧展が約20年ぶりに日本で開催される。

アンリ・マティス 《赤の大きな室内》 1948年 ポンピドゥー・センター/国立近代美術館Centre Pompidou, Paris, Musée national d’art moderne-Centre de création industrielle

 マティスは20世紀初頭の絵画運動であるフォーヴィスム(野獣派)の中心的な存在として活動したのち、84歳で亡くなるまでの生涯を、感覚に直接訴えかけるような鮮やかな色彩とかたちの探求に捧げた。

アンリ・マティス 《豪奢、静寂、逸楽》 1904年 ポンピドゥー・センター/国立近代美術館Centre Pompidou, Paris, Musée national d’art moderne-Centre de création industrielle

 本展では、パリのポンピドゥー・センターの全面協力のもと名品約150点が紹介されるほか、初期の傑作《豪奢、静寂、逸楽》が日本初公開となる。絵画に加えて、彫刻、素描、版画、切り紙絵、晩年の最大の傑作と言われるヴァンスのロザリオ礼拝堂に関する資料など、各時代の代表的な作品から多角的にその仕事を紹介する。

マティス展
Henri Matisse: The Path to Color(4/27〜8/20)
東京都台東区・東京都美術館 企画展示室
[休]月曜(ただし5/1、7/17、8/14は開室)、7/18
☎050-5541-8600(ハローダイヤル)

出典:ひととき2023年5月号

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