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黒川紀章氏によるポストモダン建築、広島市現代美術館がリニューアル

旬・美・遊」では旬のおでかけ情報をはじめ、気になる新刊や新商品、見逃せない展覧会や伝統的なお祭といったご当地の話題など、さまざまなトピックをお届けします。(ひととき2023年4月号より)

 約2年3カ月に及ぶ初めての大改修を経て、広島市現代美術館が3月18日にリニューアルオープンした。改修工事では、設計者・黒川しょう氏による意匠を大切に残しつつ、経年劣化した箇所の機能回復と、これからの美術館に求められる機能を追加する機能拡張を行った。

アプローチプラザ
屋内展示室内の階段モニュメント(井上武吉《my sky hole》)撮影=SATOH PHOTO 佐藤 和成

 美術館の再開と同時に、全館を用いた特別展「Before/After」も開催される。建物の改修工事で生じる「前/後」をひとつの足がかりとして、縦横無尽にひろがるキーワードを美術館の活動とも接続させながら、様々な「まえ」と「あと」の現象や状況に着目する。待望の新規購入作品、シリン・ネシャットによる大規模なインスタレーションも初お披露目される。新しい広島市現代美術館に期待したい。

シリン・ネシャット《Land of Dreams》2019 Courtesy of the artist and Gladstone Gallery ©Shirin Neshat

リニューアルオープン記念特別展
Before/After ~6/18

広島市南区・広島市現代美術館
[料金]一般1,600円、大学生1,200円、高校生・65歳以上800円
[休]月曜
☎082-264-1121
https://www.hiroshima-moca.jp/

出典:ひととき2023年4月号
※この記事の内容は雑誌発売時のもので、現在とは異なる場合があります。詳細はお出かけの際、現地にお確かめください。

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