清水寺の千日詣りと夜間特別拝観
世界文化遺産に登録されている、京都を代表する寺院「清水寺」。
「千日詣り」は、観音様の功徳日に参詣すれば一日で千日分の功徳に相当するとされており、毎年多くの人で賑わう。功徳日とは、平日の参詣以上の功徳が得られる特別な日のことで、寺社によって日取りは異なる。この風習は観音信仰の広まりとともに誕生し、古くから人気を集めてきた。
清水寺では8月9日から16日までが功徳日となっており、特別な御札が授与される。また期間中は、通常みだりに立ち入ることができない本堂内々陣(秘仏である本尊の十一面千手観世音菩薩が祀られている)で特別にお参りできる。
8月14日から16日までは、「夜間特別拝観」もあり、朱色の仁王門や三重塔、国宝の本堂や舞台が美しくライトアップされる。舞台から一望できる京都の夜景は、この期間にだけ観ることがかなう絶景だ。
出典:ひととき2022年8月号
※この記事の内容は雑誌発売時のもので、現在とは異なる場合があります。詳細はお出かけの際、現地にお確かめください。
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