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【特集】京都――タイルと建築100年の物語

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レトロなビルのファサードや銭湯の浴場を飾る「タイル」。どこかノスタルジックな趣のあるこの言葉が使われはじめたのは、ちょうど100年前のことでした。折しも、生活の西洋化にともない隆…
大好評だったひととき2022年4月号のこちらの特集。amazonでは新品が完売となっておりますので…
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#ひととき

教えて!京都のタイルと建築の話(中村裕太さん×倉方俊輔さん)

教えて!京都のタイルと建築の話(中村裕太さん×倉方俊輔さん)

[Q1]京都が近代建築の宝庫なのはどうして?倉方 平安京が築かれた794(延暦13)年から、東京に遷都される1869(明治2)年まで、京都は日本の政治・文化の中心地でした。ところが天皇が東京に居を移すと、京都の人口は激減。経済も低迷期を迎えます。しかし、1880年代からの窯業や繊維業をはじめとした近代産業の振興によって、京都は近代都市として再生への道をたどっていくのです。

 1890(明治23)

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