「もしも、きみのクラスに織田信長がいたら」監修者・真山知幸さん スペシャルインタビュー!
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「もしも、きみのクラスに織田信長がいたら」
インタビュー特別企画【前編】
監修者の真山知幸さんをゲストにお招きしてインタビューしました。
出版社の編集長を経て、「ざんねんな偉人伝」「偉人名言迷言事典」など数々の人気書籍を執筆されている真山知幸さん。
子ども時代はどんな偉人タイプだったのでしょうか。
私きいすの偉人タイプについてもちゃっかり教えていただきました!
今回の記事では偉人の名前にルビを振っていますので、よろしければ親子で一緒にお読みください。
きいす
真山さんは「ざんねんな偉人伝」とか、偉人のちょっと意外な一面や身近に感じられるエピソードを紹介されていますよね。
これまでにご出版されているご著書「もうひとりの偉人伝」「偉人もみんな悩んでいた」なども、ルビ付きで文字も大きめで、小学2、3年生くらいから読めますよね。
今回の本も漢字にルビが振っていますが、いままでのご著書に比べるとマンガや挿絵が多いかなと思うのですが。
真山さん
そうですね、どうしても文字だけだと読みにくいので。
たしかにこれだけマンガが入ってるのははじめてかもしれませんね。
きいす
もしも、きみのクラスに織田信長がいたら…ということで、偉人たちをモデルにした小学生や先生が登場するのですが、真山さんはどんな小学生でしたか?
真山さん
クラスって目立つ人と地味な人に分かれるじゃないですか。
ぼくはどっちかと言うと、地味な人の中でリーダーになろうとするタイプでしたね。お山の大将的な。
昔からヒーローものが好きで、みんなに頼りにされるようなリーダーになりたかったんですが、ぼくは運動神経が悪くてスポーツができなかったんですね。
そうなると、残念ながらなかなかリーダーにはなれないというか。スポーツが全ての世界ですから。
きいす
特に小学生の頃はそうですよね。
真山さん
そうなんですよ。それでどちらかというとスポーツが苦手な人たちと一緒に遊ぶことが多かったかな。
キラキラした人たちとは違うけど、自分自身は積極的に話すのも好きだし、活発な方だったと思いますけどね。
歴史に興味を持つようになったきっかけは?
真山さん
やっぱり一番始めは戦国武将ですかね。
織田信長とか徳川家康とか、その辺から話を広げていって学んだことが大きいですね。
きいす
今回、主人公がミナトという男の子で、その友達が織田信長ということなのですが、たくさんの偉人の中から織田信長を選んだのには何かわけがあるんですか?
真山さん
この本は監修の仕事なので、主人公の友達が信長で、タイトルもすでに決まった段階で依頼が来てるんです。
ただ、こういうときはだいたい信長ですよね。
児童書を見てると、信長は野球をしたり色々と忙しいですよね。
自由奔放で革命的な人だったし、一方で繊細な部分もあって最後は暗殺されちゃったりするし、そういう信長が持ってる少し不完全な部分が魅力的なんじゃないかなと思います。
真山さん
やっぱり信長は人気なんですよね。
こういう偉人の本を書くときに、人気のある偉人、人気のない偉人っていうのがいて、特に子ども向けは織田信長とか坂本龍馬は入れておきたい感じですよね。
きいす
人気がない偉人というのも気になります。(笑)
真山さん
人気ないのは、大久保利通とか。人気の高い西郷隆盛と対立しましたから。
でも子どもはあまり嫌ったりしないかな。どちらかと言うとそういうのは大人目線かもしれないですね。
いままでは明智光秀とかもどちらかと言うと嫌われ者でしたが、大河ドラマでイメージが変わったし、嫌われ者も変わってきますね。
ここで、偉人研究家が聞かれ飽きたであろう質問を・・・
きいす
真山さんが好きな偉人をひとりだけ選ぶとしたら誰ですか?
真山さん
そうですね、そのときの私の心境によっても変わるんですが、常時好きなのはやっぱりエジソンじゃないですかね。
彼はポジティブシンキングで、家事で研究所が全部焼けてもまたいちからやり直そうって言ったり、彼自身が難聴で耳が聴こえにくかったりもするんですがすごく明るいんですよね。
そういうポジティブなパワーをもらえるところが好きな偉人ですね。
日本の偉人だったら大久保利通が好きですね。
きいす
この本では19人の偉人が登場しますが、どういった基準で選ばれてるんですか?
真山さん
クラスにいて面白そうな人というところで、みんなが知ってる偉人を選びました。
年表を見てもらえるとわかるんですが、なるべく時代をバラつかせてます。
卑弥呼から持統天皇、聖徳太子という古代の人から、足利尊氏とかの戦国・室町時代まで、各時代を抑えているというのが特徴のひとつですね。
あとは、津田梅子や北条政子など女性の偉人もバランスよく入れてます。
いろんな観点から選びつつ、最終的にはキャラクターですね。
成し遂げた偉業がイメージしやすくて、信長と主人公と、もうひとり加わって化学反応が起きそうな偉人ということを考えて選びました。
きいす
真山さんが小学生だった頃に、この偉人がクラスメイトにいたら良かったなぁと思う偉人はいますか?
真山さん
信長はちょっとややこしそうですよね。(笑)
きいす
そうですね。ミナトくん(この本の主人公)はちょっと大変そうですね。(笑)
真山さん
かなり学習を妨げられてますからね。
そう意味では、日本中を歩き回って地図を作るってことでよく知られている、伊能忠敬とか、いたら良かったと思いますね。
さっき話したように、目立つグループと地味めなグループがいて。
地味めなグループっていうのはマニアックな人が多くて面白いんですよね。静かな闘志っていうのかな、そういうのがあって。
偉人になるタイプっていうのは割とそっちの方が多いように思いますね。
リーダーシップが取れるってことも大事なことなのですが、自分の好きなことを突き詰めていく人っていうのは、クラスの中心からは少し外れたところにいることが多いように思いますね。
伊能忠敬なんかもまさにそういうタイプで、そういう人がクラスにいると刺激を受けるし、いっしょに手伝ってもいいし、自分もなにか見つけてもいいし。
長いスパンでの人生の目標みたいなものをその時期に一緒に過ごせるといいのかなぁと思いますね。
真山さん と きいす の偉人タイプは??
きいす
真山さんはどの偉人タイプだとご自身で思われますか?
真山さん
分け隔てなくというか、あまり苦手な人もいなかったので、この本で言うと坂本龍馬とかかな。
渋沢栄一とかも、アサーティブにあまり人の意見を反対せずにいろんな人を結んでいくのはなんとなくちょっと似てるかなと思いますね。
人気者にもなれないし何かすごく好きなことがあったというわけではなくて、自分自身はどちらにもなり切れないところがあって。
どちらかというと、そういうコツコツ好きなことやってる人の面白い部分を引き出してあげるとかそういう部分がありました。いまの執筆活動もそうなのかなと思いますね。
真山さん
きいすさんはどんな子どもだったんですか?
きいす
私は結構ぼんやりしたタイプの子どもで。
小さいときは引っ込み思案で、お友達もあまりできないタイプだったんですが、親の転勤で引っ越して、転校も2回経験したんです。
転校生でずっと黙ってたらお友達もできないし…ってことで、転校を重ねるごとに強くなっていきました。
真山さん
パワーアップしてきたんですか。
そうやって鍛えられていったんですね。
きいす
そうですね、鍛えられました。
転校初日はみんなが見に来るので椅子から立ち上がれなくて、ずっとトイレを我慢していて走って帰りましたね。
これは誰タイプですか?
真山さん
経験を積んでパワーアップしていくんですね。
渋沢栄一もそうだったんじゃないかと思いますよ。思想もころころ変わってますしね。
きいす
今度からは「渋沢栄一タイプです」と自己紹介します!
この本を、どんな人に読んでもらいたいですか?
真山さん
日本史がちょっと苦手だったり、歴史が取っ付きにくいなと思ってる人には、入門編としてはすごく良いと思います。
うちの子たちも歴史が好きでこの本も読んでいるんですが、歴史好きと言っても全般を好きな人ってなかなかいないですよね。
戦国武将だったり、将軍が好きだったり、だいたい特定のジャンルになっちゃうんですよね。
だから、この本を通して他の人物にも興味を持てるチャンスだし、そうすると他の時代にも興味を持つことに繋がってきますよね。
これでいろんな人を知って、もっと深く知りたければ他の本も読んでいってほしいですね。
いろんな人に楽しんでもらえる本なので、ぜひお手に取っていただければと思います。
きいす
ありがとうございました。
インタビュー企画の後編は、皆さまから寄せられたご質問にお答えいただきます。
■読書が好きではない子どもから「本を読むの、ちょっと苦手だな」と言われたとき、真山さんならどんな風に答えられますか?
■調べ学習で苦労している小学生に、出版社の編集長を経て人気書籍を執筆されている真山さんからアドバイスをお願いします。
note読者様への本のプレゼント【受付は終了しました】
監修者 真山 知幸(まやま ともゆき)さん
著述家、偉人研究家、名言収集家。1979年、兵庫県生まれ。上京後、業界誌出版社の編集長を経て、2020年に独立。『ざんねんな偉人伝』(学研プラス)をはじめ、『企業として見た戦国大名』(彩図社)、『偉人名言迷言事典』(笠間書院)、『泣ける日本史』(文響社)、 『天才を育てた親はどんな言葉をかけていたのか?』 (サンマーク)など著書は40冊以上。テレビやラジオなどのメディアでも活躍中。
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