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メンタルの検査入院⑤ ~最終日~

とうとう全体のフィードバックを伺える時間が来ました。
3泊4日。検査を受けているときは長く感じましたがやはり終わるころには短かく感じました。

家族も一緒に検査結果を聞くことができるということで、家族にも同席してもらいました。普段私の病気を理解してくれている家族ですが、それでもやはりドクターからの言葉を聞くことでさらに理解が深まったようです。
また、ご家族があまり理解していない、協力的でないなどの場合も、第三者であるドクターの口からの説明を聞くのはまた違った結果を生み出すのではないかと思いました。
(「ご家族がその場に来てくれるかどうか」はまた別の課題ですけれど・・・)

フィードバックを受ける直前、想像以上に緊張してしまいました。
果たして鬱なのか双極性障害なのか、呼んではみたものの家族が知ってもいい内容なんだろうか…などを考えてしまい、体が自然と緊張していたような気がします。

では、公開できる範囲で伺った結果を書き記しますね。

▽CT:異常なし
▽脳波:異常なし
▽血液検査:異常なし
  ⇒⇒⇒他の病気により引き起こされた精神疾患の可能性はない

▽心理テスト:全体結果を出すまで時間がかかるためクリニックに後日郵送
       (※三日目に聞いた内容も参照ください)
▽光トポグラフィー検査:双極性障害、統合失調症の傾向少

▽総合判断:
・病名はおそらく「内因性大うつ病」
・軽躁傾向はあるが、病名が付くほどではない     
・養育環境などの影響により脳に脆弱性があり、そこに環境の変化や頑張りすぎなどが重なり発症したのではないか
  ⇒⇒⇒つまり比較的再発リスクが高い状態

▽アドバイス:
①軽躁傾向があり能力的にも物事をやりきれてしまうので、その特徴を知って事前に休みを計画するなどの工夫をすること。突っ走らない。
②テスト全体から父親から受けたことによる影響がみられ、同じようなタイプの人と関わる際にさらに頑張って応えようとしてしまう傾向あり。
  ⇒⇒⇒高圧的な人などと関わる必要があるときは事前に家族やドクターに相談しておくこと。意識的にその対象から距離を取ること。
(ホンネのように日常生活に支障が多く感じる場合は、希望があれば治療をしてもよいがそこまで支障がないようであれば積極的に傷をいじらなくてもいい)

③ ①、②が重なる環境下では特に加速度的に頑張ってしまう傾向があるので、よく注意をすること
<フィードバック後の感想>
・クリニックが判断している病名と変わらなかったので、これまでの治療に間違いがなかったことが確認できてよかった
・双極性障害でなくても、軽躁傾向になりうることが学べてよかった
・強い不足感があるため自分の能力を低く見積もる傾向があったが、客観的に知る機会になって自信になった
・弱点が分かり、そのカバー方法も知れて有益だった
・自分が再発しやすいタイプだということがドクターの口から聞けたことで今後の工夫がいかに必要か改めて理解できた

ここまで読んでくださった方々は、上の得られた情報についてどうとらえていらっしゃるでしょうか。
私としては3泊4日の検査入院は「挑戦してみてよかったもの」となりました。期待していた病態の確認に加え期待していなかった情報も得られたので、大満足です。また、テストの結果から回復期にあるだろうことが分かったことも安心材料になりました。

上に書いた情報の中には、フィードバック時に質問したことで得られたものもたくさん含まれています。もし入院を検討される方は、

  ①ご自身が何を知りたくて検査入院を試みたのか
  ②鬱病の基礎知識を少し頭に入れていき、聞きたいことをメモしておく

ことでより一層有益な時間にできるかと思います。

さて、一定量満足し、これからこの結果を活かしていこうと思っているホンネですが、まだ出きっていない結果が後日クリニックに届くようなのでまたそこで新たに分かった情報があれば続編をお知らせしますね。

このノートが誰かの何かのお役にたてば、うれしく思います。



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