メンタルの検査入院④ ~3日目~
昨晩はあまり眠れませんでした。ちょっとカフェイン取りすぎたかな・・・
しかし終わりも見え始めたので気持ちもすこし明るさを取り戻したように感じていました。
朝食後はまた別の心理検査が行われます。
今度は問診に近い印象というか、今までで一番鬱が辛かった時期や発症したての頃などのことを、おそらくある一定のガイドラインに沿って質問が行われ、それに答えていくスタイルです。私の場合一度目の鬱から17年ほど経過しているので、思い出すのがなかなか難しかったですしやはり脳を使うので疲れが出ました。前日とは違う二人の心理士さんと約一時間程度、取り組んでいきます。
そして昼食後、今度は心理プログラムの時間です。
これは、前日に行った心理検査や事前に提出した紙の分析結果を伺える時間でした。
私はこの時間に何をするのか全く分からず指定された部屋に行きましたが、振り返るとこの時間が一番面白く、今後に役立つヒントがたくさん学べたように感じました。
検査内容は書けませんが、自分の能力を客観的にみること、能力の偏り等による苦しさがないか、どこをどうカバーしていけばもっと楽になるか、そんなアドバイスをいただきました。
このプログラムを受ける前は自分のそういう傾向に目が向かなかったけれど、『確かに言われてみたらそういうことあった!』と思うような気付きがたくさんあり、なんだかよく当たる”〇〇の母の占い”を受けているような?次々と言い当てられていく不思議な感覚を覚えました。
※受ける人により受ける感想に個人差があるようです。
私がいただいたアドバイスを差し支えない範囲で一部お教えすると
・処理スピードがものすごく速い。しかし時間制限下になると焦りが出るのか多少ケアレスミスが目立つようになる
⇒そのスピードを生かし、今一度見直す癖をつける
・厳しい父のもとで愛されようと頑張ってきたので、怒られないために「理解する力」を頑張ってあげてきたのが透けて見える
・良くも悪くも「やりきれてしまう」。集中力も根気もあるため周りの人から信頼を得るが、頑張ってやりすぎて疲弊してしまう
⇒休むスケジュールを自分で入れて確保する
ここに書かれていないアドバイスでもドキッとする内容のものがあり、涙あり笑いありの一時間になりました。このフィードバックを受けた時点ですでに「今回検査入院してよかったな」とすでに思い始めていたくらい、学びが多い時間でした。
そして最後にCT検査を受けました。これは脳腫瘍などによる精神疾患である可能性を調べるためのものでした。
3日ですべての検査を終え、ほっと一安心。
ようやくダウンロードしてきたグレイズ・アナトミー(米国の医療ドラマ)の続きを見るゆとりが出てきました。
自分も気が付かなかった自分の傾向に気が付けた。
翌朝には自分の症状に一番近いものが何かわかるかもしれない。
もうすぐ検査入院の目的が果たされる時がくる!ワクワク!
そんな高揚感と心地よい疲労を最後の夕食と共に味わいました。
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