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鬱の核心に迫る時(2)〜恐れは新たな恐れを産む〜

暴露療法をカウンセラーさんとしばらく続けると同時に、
長年通院していたメンタルクリニックを変更しました。

理由は 
①身体側からのアプローチに長けている先生を見つけたから(ソマティックエクスペリエンス等)
②旧病院の先生は不妊治療中の薬の使用について異常に厳しく、新病院の先生の方が感覚が合っていたから
③旧病院の先生からは障害年金の申請はNGと言われていたので諦めていたが、新病院の先生はあっさりOK出してくれたから

旧先生も丁寧な問診、微細な薬の調整、そして必要なことをはっきり言ってくださるところに何度も救われました。しかし、ドクターの診察で「状況説明+薬の調整」以外に一歩進んだ治療ができるならそれに越したことはないんじゃないかと思い始めたのは大きかったです。

新メンクリ病院でのEMDR治療と引っ越しでGへの恐怖心が少しおさまったところで、
試しに以前から通っていた不妊治療の病院にも行き始めました。

そこで次に待っていたのは「採卵への恐怖」

体外受精というステップを踏むためには避けて通れない工程なんだけれども、
Gへの恐怖と同じくらい怖く感じるようになってしまい、
前にも後ろにも進めなくなってしまいました。
そしてその病院では静脈麻酔(寝た状態でできる)は選択できない。
その上少しうつ病を罹患している私を腫物扱いするのを感じたこともありました。

こんなにも次の工程が怖いのなら、もう不妊治療自体を諦めたほうがいいのかもしれない。
ほぼ諦めかけていた時にアーユルヴェーダのドクターから
「体の準備はできているから、色んな病院のお医者さんの知恵を総動員してトライしてみなさい」と言われました。

私はどこか、「諦めていいよ」という言葉を待っていたのかもしれない。
その方がよっぽど楽、というくらい採卵への恐怖は膨らんでいました。

でも、その先生はずっと妊活のために長年診てきてくれた先生。
自分の後悔がないようにね、と力強く背中を押してくれました。

そうだ!諦める前に総動員!
新しいメンタルクリニックでも採卵への恐怖について相談し、
EMDR治療で毎回少しずつ恐怖が下がっていくのを感じました。
「これならいけるかも・・・」

そして不妊治療の病院も、採卵を静脈麻酔でできるところ、うつ病があっても患者に寄り添ってくれるところ、先生が毎回同じところをネットで探し出して転院しました。

うつ病も、恐怖症も全部お腹出して話し、何とか2度の採卵で5つ凍結できている今。
振り返ってみると、今年はたくさんの選択を迫られてきたけれど、今ベストな布陣で色んな治療に取り組めているのかもしれない。

また残念ながら恐怖症再燃で不妊治療は足止めを食ってしまっているけど、改めてしっかり暴露療法と向き合って、再開に漕ぎ着けたいと思っています。

※今回から急に不妊治療のことも交えて書き始めました。ごめんね。

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