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結局、損をする?得をする?オーナーやりたがらない、建物の設備管理

設備の更新工事は運営管理にとても重要で、
基本的に費用対効果も抜群なのですが…

なぜ、皆さんが設備工事をしないのか?

ズバリ、その費用自体がとてつもなく高いからですね。


ビル全体の設備工事となると、およそ数千万円になります。


大手企業は積み立てをしています。

なぜなら、10年、20年して設備が古くなり、
設備工事のお金を出せないと、
ビル自体を売る事になるのを知っているからです。



設備工事は、
マンションやオフィスビルでは
入居率の増加に直結します。

はじめて入った建物で、設備工事をしっかり行っているか
肌で感じることはありませんか?

実は結構敏感に雰囲気を感じ取り、入居を決める事が多いのです。


また、ホテルをやっている会社は、
内装工事を優先する傾向にあります。

宿泊する人に喜んでもらおうとした結果です。

しかし、ホテルは消防や空調、電気と
他にも維持管理にとてもお金がかかります。

長期的に見ると、
本当に活気があり、時代の流れに乗っているホテルは、
設備工事と内装工事にバランスよく対応しています。




お金の話をします。

当社は、小さいながら、自社の建物です。

日々の維持管理は、社内全員でやっていますが、
外壁塗装などは自社では対応不能。
職人を手配しないといけません。

そのため、5年後を見据え、会計に「修繕積立金」を計上しています。
銀行から天引きする仕組みです。



全く設備工事をしていない建物は、
どこから手を付けていけばいいのか判断に迷うかと思います。

そんな時は、収支計画の見直しをして、
まずは、少額でも良いので、お金の積み立てから始めてください。

大切な資産をより長く使えるよう、出来ることを実践していきましょう。

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