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仕事の話

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小さな音楽系ものづくり会社の社長の仕事の話やワークハック的なことなどまとめてます。
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熱意がなくても売れるものは作れる

熱意がなくても売れるものは作れる

「神は細部に宿る」という言葉が本当にそうすぎる。

簡単にいうと「細かいところにこだわりが詰め込まれた作品は神が宿るかの如く素晴らしい魅力がある」という意味の言葉。初出は諸説あるらしいけど200年前のフランスの小説家が最初だとか、150年前のドイツの建築家がよく言ってたとか。

創作において「売れるものを作ろう」という切り口と「魂を込めよう(気持ちを込めて作品を作ろう)」という切り口は全く別だと思

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配信ライブはライブそのものの配信ではなくてリアルタイムで作られている「ライブ映像作品」を配信してるっぽい感覚がある

配信ライブはライブそのものの配信ではなくてリアルタイムで作られている「ライブ映像作品」を配信してるっぽい感覚がある

全然落ち着いてもいないですし相変わらず打開案がでていない状況ですが、とりあえずライブ配信が身近になってきましたね。

僕も自宅でいろいろ配信見てます。仕事しながらだったりご飯食べながらだったり、「ながら見」が多いのですけども。余談ですがライブ配信はながら見できるのが便利ですね。もしかして「一流ピアニストがあなたの為にリモートで演奏します!」みたいな贅沢な生作業用BGMというビジネスが出てきちゃうか

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ニューヨークの小さなライブハウスはこんな感じだったよ!!というレポート

ニューヨークの小さなライブハウスはこんな感じだったよ!!というレポート

今日はちょっと時間を戻して2020年2月の話です。3年掛りの大仕事を終えて心身ともに疲れ果てた僕は一人で1週間念願のニューヨークに行ってきたのでした。

例の場所

あまり観光地に興味がないので行き当たりばったりで街を散策してたのですが、やっぱり音楽業界の人としてライブハウス行きたいじゃないですか。という訳で急遽ニューヨークで思い立って現地のライブハウスに行ってみた時の話を書いていきます。実録レポ

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前からバンドのことで気になっていたけれどコロナのせいでいよいよどうにかならないかなと思ったこと

前からバンドのことで気になっていたけれどコロナのせいでいよいよどうにかならないかなと思ったこと

僕は元々バンドのディレクターをやっていて、その頃の仲間たちと今アイドルの運営をやっているのですが、一旦バンドの世界を少し離れて感じたのがバンドの「やっていいことの少なさ」でした。特にマネタイズに関して「バンドとはこうあるべき!」というあるべき論が厳しすぎる。

なんでバンドって「お金を稼ぐのは悪いこと」「特にタレントっぽいことをして稼ぐことは悪である」という雰囲気があるんでしょう。。「そういうのは

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音楽業界は負けて負けて辿り着いたのが「ライブ」だったから簡単にライブを捨てられない

音楽業界は負けて負けて辿り着いたのが「ライブ」だったから簡単にライブを捨てられない

音楽業界は実は音楽だけ売ってる訳ではない今コロナでどこも死にそうになってますがエンタメ業界は特に死にそうな業界の筆頭として残念な意味で話題になってます。要するにライブができないことが致命的なんですが、なんでライブができなくなっただけでみんな頭を抱えてるのかを僕の目線でこれまでの音楽ビジネスの歴史を追いながら書きます。あ、僕は音楽業界出身でアイドルプロデュースと作曲家・写真家のマネジメントとイベント

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普段仕事で使ってるもの

普段仕事で使ってるもの

こんにちは。僕は合同会社SOVAという小さい物づくり会社を経営していまして、具体的な仕事はいわゆる社長業的なものに加えてアイドルグループのプロデューサー(演出家)、アーティストマネージャー(現在は写真家と作曲家)をやってたりします。小さな会社なので社長やプロデューサーと言えどドカッと椅子に座って偉そうにしていられず自分でグッズやウェブサイトのデザインしたり、イベント企画したり、動画編集したり、なん

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