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これがホントの二画面テレビ。

★整理収納のワードを使用していますが、整理収納の事で得られる知識はいっさい出て来ません。それでもいいよ~という方は本編へお進みくださいませ★

整理収納アドバイザーという民間資格がありまして、私がその資格を取得した頃のお話です。

1級資格を取得する為には、筆記試験の他に、実際に収納計画を立ててその研究発表試験をクリアする必要があります。

わたしはその研究対象を実家の収納空間にしまして、会社を休んで帰省しました。

父親が大工で、母親は縫製の内職をしていた関係で、家の中にはたくさんの道具や材料があり、まさに整理収納研究にはうってつけの好物件だったのですが、そこはやはり彼らもプロなわけでして、非常によく整理されていました。

整理する場所がない。
企画倒れやん。

そこに18年間も住んでいたのですが、そういう視点で見てはいなかったので、そこは意外な親の長所が見えた良い機会となりました。

とはいえ、こちらも整理収納のプロとして仕事をしていく以上、手ぶらで帰るわけにはいきません。
何かあるだろう、とリビングに入った瞬間。

その「何か」が目に飛び込んできました。

ザ・テレビ・インフロントオブ・ザ・テレビ。テレビの前のテレビ

なんと、32インチテレビの前に、14インチテレビが陣取っているのです。

どういう事?

邪魔やんか。

邪魔でしょ?

父親に聞きましたら、「わしが小さいので見てるんや」
母親に聞きましたら、「私が大きいので見てるんや」
父親「二画面テレビや(笑)」
母親「サラウンドや(笑)」
兄「サラウンドではないで」
との事。

何を言うてんねん。
あ、ダジャレが出来た。何をいう天然。(笑)

「後ろ(32インチ)が見えへんやんか」

母親「だいたいわかるでぇ。」

何を言う天然。


兄によれば、昔からあるブラウン管テレビサイズのテレビボードの為、薄型テレビを置いた時にスカスカで(もう一個置けるわ!)って考えたらしいです。

あばばばば。このふたりの血を受け継いでいると思うと。。。
嬉しい。面白いから、嬉しい。


そんな世界的にも類を見ないテレビの配置を正す事も無く、私の研究は終わりました。(実際には洗面所、キッチン、子供部屋を対象にしました。)


食事時のカオスっぷりは大変でしたよ。
食事中にテレビを付けるな、などという整った家系ではありませんので、2台のテレビが同時に付いています。多チャンネルの先駆けです。

父親は野球好きで、耳が遠いため大音量。
母親は何でも見ます。その時は歌番組を付けてましたね。

それでは香西みゆカキ~ン!でなんとかの慕ワ~!です。
♪チャラ~ゲッツーです! ヒュルリ~ワ~ッ!
♪あなぁたぁカキ~ン!少しもぉ~オ~ッ!ワ~ッ!!くれないぃ~♪

とてつもないカオス。

イヤホン付けたらええやんか。
イヤホンがキライなんやって。
ヘッドホンならどうや。
それもイヤなんやって。

そんな事より、そのテレビの置き場所をなんとかせんか~^^?

しばらく帰っていませんが、あの二画面テレビは今どうなっているのでしょうか…


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