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コントロール+Z

=はじめに=
 今回はパソコンの技術的な話ではございません。(そう言えばゾッとしたのよね~)という単なる個人的なお話ですので予めご了承くださいませ。

パソコンを使用するうえで便利な操作のひとつに「ショートカット」キーがあります。私がよく使うのは、
Ctrl+C(コピー)
Ctrl+V(ペースト)
の2つです。いわゆる「コピペ」ってやつですね。
Ctrl+X(切り取り)も時々使いますが、誤操作でそのアプリ自体を閉じてしまった時に取り返しがつかなくなりますので(取り返す方法はあるのかも知れませんが)基本的には一旦コピーしてから削除する様にしています。
Ctrl+A(すべて選択)はよく使います。文章以外にも、画像データを扱う事が多いので大量のファイルを選択する際には便利だと思います。
Ctrl+Z(もとに戻す)もよく使います。いちいち左矢印を探さなくて済みますね。

主だったものはこの位で、Ctrlキー以外にもAltキーやWindowsキーを使う操作もあるようでして、昔は色々と覚えたのですがパッと思い浮かばないという事は、使用する機会が少なかったという事だろうと思います。

このショートカットに関して以前、ゾッとした事がありまして、、、

当時、期末業務で大量の書類のチェックをしておりまして、数字の突合をするのですが一人だと時間がかかるので上司に手伝ってもらい、上司が数字を読み上げ私が入力する、という方法を取りました。このおかげで作業時間が大幅に短縮できました。
数字のチェックだけなので感情など不要です。ただひたすら機械的にテンキーを高速でバチバチバチバチ叩くだけの作業です。テンキーなのでキーボードを見なくても入力できます。間違えたときに先ほどのショートカットキー「Ctrl+Z(もとに戻す)」を使いますが、これも場所を覚えてしまいますのでノールックで操作できます。

とにかくバチバチ入力しまくるだけの作業が延々と数日間続きました。
テンキーをバチバチバチバチ叩き、そして時々間違えた時に打つCtrl+Zのガチャバチ。
バチバチバチバチ、ガチャバチ。バチバチバチバチ、ガチャバチ。
バチ、ガチャバチ。バチバチバチ、ガチャバチ。バチ、ガチャバチ。。。と。(きっと息止めてました)

そしてひと段落ついて、上司とともに自販機コーナーへ行った時の事です。
自販機に100円玉を入れようとして間違えて他の硬貨(確か500円玉だったと思います)を入れてしまい返金しようとしました。通常ならレバーを押して返金するところですが、何故か左手が瞬間的に何かをしようとしました。
その時の私の左手は空中で、Ctrl+Z(もとに戻す)を押すときの形になっていました。

現実世界の間違いをCtrl+Zで正そうとしたという事です。

仮想現実という言葉が世の中に出始めた頃、現実社会との区別ができなくなりナンタラカンタラ、などという話もよく耳にしました。(そんな奴いるかよ)と思っていましたが、こういう事か!!って思いました。

私の場合その位で済んだから良かったですが、具体例を挙げるのは避けますが、この先進化していくであろうバーチャル世界に対して少なからず危険性を感じております。
仮想体験後に現実社会に引き戻す為の仕組みも必要になるかも知れませんね。




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