『荒野のグルメ』久住昌之 土山しげる

引き続き、食に関する本や漫画の気に入った部分や気になった部分を紹介していきたいと思います。
前回の記事でも書きましたが、しばらく漫画三昧です(ちゃんと本も読んでます!!)

今回は荒野のグルメ1,2巻です。(第3巻は有料だから読んでません)
感想から言いますと、私は苦手です。

まず主人公の東森のナルシストっぷりに辟易します。
会ったこと無いけど職場にいたら嫌な人です。”オアシス”で他人を見下してるのも性格悪って思います。
次に”オアシス”と呼ぶ行きつけのお店しか描かれてないこと。ストーリーとしては新鮮味に欠けます。
次に、主人公がかなり図々しいこと。
売り物でもないおにぎりをくださいとか(そりゃ代金請求できないよね)、持ち込んだカツサンドを食べてお酒しか頼まないとか、まあ私がお店側の人間だったらとても嫌です。

そんな作品でしたが、読んでて作りたくなった(作った)ご飯もあります。
焼きおにぎり
ゴーヤ炒め

焼きおにぎりは細切りのシソとごまを入れて作るのが私流です。個人的にはお酒よりお茶で食べたいです。
ゴーヤ炒めはあの苦みが大人になってから好きになりました。絹豆腐より押し豆腐を作るのが好きです。なかなか鮮度が良いゴーヤを見かけないのが残念ですが。

あと、気に入った部分BEST1はこれ。
各章の始めに食べ物の解説があるのですが、これは2巻の章『麺類攻め』になります。

”アメリカに渡った移民がトマトソース和えスパゲッティがケチャップで代用され生まれたのがナポリタンの曽祖父といえる。戦後、ケチャップ和え塩風味の大味ナポ祖父さんが米軍の軍用食として来日。それを参考に横浜「ホテルニューグランド」の初代総料理長が生トマト、ハム・玉ねぎ・マッシュルームを使って「スパゲッティ・ナポリタン」を生み出した。しかしこれはまだ親父止まり。喫茶店でのケチャップ洗礼を受け、現在のナポリタンとなる。”

ナポリタンの歴史を面白くかつ端的に書いてるものって他にある?いや無いと思います。(広辞苑に載せてください!w)
漫画よりも寧ろ解説のまとめ作った方か面白そう。久住さん、グルメ辞典作ってください!

ということで第3巻はスキップして次いきます(作者の方すみません)
ではまた!



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