SDGsボードゲーム Get The Point 〜最上位目標は対話
教育を本気で語る会、英語科のジョージです。
前回の投稿で三部に分けて発表したSDGsボードゲーム、
Get The Pointについて追記投稿します!
年度始めの新しいクラスメートとの対話を目的にして、
ホームルームでこのボードゲームを使ってみました!
1 どんな時にも使えることに気付いた
元々は総合的な探求の時間に使おうと思っていたのですが、
昨年度の英語の授業でも色んな応用が効いてビックリしました。
そこで今回はクラスメートとのリレーションシップにも生かせるのでは、と思い挑戦してみました。
すると、笑顔と本音と知性が溢れる素晴らしい対話が、クラスのあちこちで生まれました!
英語の授業でもコミュニケーションにつながる方法がたくさんありましたが、
ホームルームでも大変効果的であることに驚きました!
ボードゲームが好きな子、計算が得意な子、リーダーシップが高い子。
それぞれの生徒のそれぞれの特技が生かせる場面がたくさんありました!
2 サステナブルカードの事例を共有
グループ間だけでの対話ではなく他のグループのメンバーとも感想を振り返りたいと思い、Google classroomのコメント記入を活用しました。
具体的な例として「サステナブルカード」が出てきたときに、
自分たちの身の回りにこのサステナブルな事案が実際に起きていないか、考えてもらいました。
例えば「バイオマスエネルギー」のカードが出たときに、
似たような事案として洋力発電や太陽光発電、水素自動車などが浮かんできました。
そしてそのアイデアをクラス全体で簡単に共有できるように、Google classroomのコメントに入力してもらいました!
スマホでの入力なので高校生はめちゃめちゃ早いです!
ゲームをしながらでもサクサク入力します。
ゲームが終わった後に内容を確認するのもスマホで見れるので、気軽に見ることができます。
文明の利器の恩恵です。
これを生かさない手はありません!
3 クライシスカードの戦略を共有
サステナブルカードだけでなくクライシスカードについても共有してみました。
クライシスカードに関しては、実例と結びつけるのではなく戦略を記入してもらいました!
クライシスカードが出たとき、どこまで先のことを考えて、どのような戦略を練ったのか。
その対策と対応をリアルタイムでコメントしてもらいました。
記憶が新しいうちに入力することで、生徒の負担を減らせます。
他のチームの戦略を学ぶことで、このボードゲームをまたやりたいって思ってくれます。
新たなクライシス戦略を組めるようになると、きっとゲームを好きになってくれます!
4 最上位目標は対話
色んな場面に応じたボードゲーム使い方を考えていますが、
1番大切にしたいことは「対話」です。
この最上位目標につながるように、
英語の授業であれば英語を使い、
ホームルームであれば友人の個性を生かせます。ボードゲームなんて授業中にやってはいけないという固定観念に囚われず、
そもそも、それぞれの授業の目的は何か、を考え直していきたいです。
目的の達成のための手段の一つが対話であれば、
このボードゲームはとても有用です!
活用の幅がとても広く、対話や共有を図ると当事者意識が生まれます。
対話的で、主体的で、何より楽しい。
これからも様々な場面で活用してみます!
最近では大学生の就職活動にも展開することを目指しています。
ボードゲームを活用する仲間が増えてきているので、
大学での活用方法についても近日中にご報告します!
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