我が家でできるイエノプラン 〜育児が楽しくなる脳科学〜
日本一の父親を目指して、
子ども真ん中のマインドセットで日々子育てを楽しんでいる教育を本気で語る会のジョージです!
前回の投稿で育児のネガティブなことばかりを記事にするマスメディアについて言及しました。
なぜ育児の辛いところばかり取り上げるのか。
どうすれば育児の楽しいところに注目できるのか。
今回はこのような育児の問いを、
青砥瑞人さんの脳科学の視点から考察していきます。
1 ネガティブ思考は当たり前
人はネガティブに考えてしまうのがデフォルトです。
ネガティブ思考は変なことではありません。
ネガティブの起源は狩猟時代ころの人類にあり、
人類の生き残りと進化のために「ネガティブ思考」は必須でした。
これを書籍では「ネガティビティバイアス」と表現しています。
ネガティビティバイアスは日常生活に溢れています。
新聞記事やネットニュースにも、
ポジティブニュースよりネガティブニュースの方が多いです。
不景気、不祥事、不倫などのネガティブな記事に人々はよく反応します。
だから、閲覧数を稼ぐためネガティブなことがよく記事になるようです。
育児のネガティブニュースばかりとりあげられるのは、
メディアのバイアスなのかもしれません。
無意識だとネガティブになるのであれば、
意識的にポジティブに焦点をあてる必要があります。
ポジティブ要素を見つけられると、
育児もぐっと楽しくなります!
2 泣き虫なのには理由がある!
子どもってすぐにわーわー泣き出しますよね。
その泣き声が親にとっては苦痛に感じてしまいます。
子どもの泣き声に過剰に反応するご近所の噂話などで、
育児が辛くなることもあります。
しかし、子どもの涙には理由があることを、
青砥さんは教えてくれました。
子どもにストレスの耐性などはほとんどありません。
子どもの小さな体にストレスを溜め込まないように、
ストレスをコルチゾールに変えて外に流すようになったのだと思います。
ストレスを涙や泣き声に変えて発散し、
一生懸命生きようと頑張っているんだなぁと考えてみると、
子どものギャン泣きさえだんだん愛しく思えてきます。
3 ぬいぐるみを肌身離さない理由
真夏の暑苦しい夜でも、
汗だくになって人形を抱き抱えて床につく子どもが不思議でなりませんでした。
その理由として、
ハグするとオキシトシンが分泌されるから!
と学べました。
これを読んだときに、
大人にも抱き枕が売れる理由が分かりました。
何かを抱きしめることは、
幸せに生きるために必要なのだと学べました。
今までは、ぬいぐるみなんてホコリがつきやすくて、
掃除が大変になるものだと目の敵にしていました。
今では、「いつもオキシトシンをありがとう」って、
お礼を言ってからホコリをはたくようになれました!
4 三つ子の魂百まで、とは?
聞いたことはあるけど意味が分からない言葉でしたが、
これにはエピソードとして細胞を結びつける「シナプス」が関連していることを学べました。
小さいころのエピソード記憶が子どもの人生をハッピーにしてくれるなら、
たくさんの経験と多くの幸せを結びつけられるようにしたいです。
3歳までなんて油断していたら、
辛いエピソードばかりになってしまいます。
幸せなエピソードを増やすために、
子どものしょうもない言動にオーバーリアクションをとっています!
そしたら子どもは大爆笑してくれます
毎日の育児がハッピーシナプスで結び付いてくれると、
大人の育児シナプスもハッピーになれます!!
今まではなんとなく理解していたつもりの言葉が、
ロジカルに理解できると育児が楽しくなります!
今までは育児と脳科学の接点など考えたこともありませんでした。
しかし、子どもの謎な習性に相応の理由が見つかると、
「なるほど!」が増えて笑顔になれました。
もちろん、理屈だけで育児はできません。
正論をかざすと育児が辛くなるときもあります。
だからこそ、育児が幸せであふれるようなマインドセットを持てるようになると、
辛いときに笑えるようになります。
次回は育児を楽しくなる脳科学と、
きのくにこどもの村学園でのエピソードを掛け合わせてご紹介します!
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