「えんとつ町のプペル」を読んで
とつぜんですが、みなさんは「えんとつ町のプペル」を知っていますか?
「えんとつ町のプペル」は西野亮廣っていうげい人さんが書いた絵本ですが、2020年の12月に出たえいががわだいになっていますね。
でもえいがの方はえいがのないようよりも、えいがにかんするおかしなはなしとか、このおはなしを書いた西野さんのわるいうわさのほうをよくきくような気がします。
ここまでわるいはなしをきくとかえって見たくなってきましたが、「これを見にいくおかねとじかんがもったいないな」とおもいました。
なのでえいがを見にいくつもりはなかったのですが、あるとき絵本の方はむりょうでこうかいされているということを知りました。
そのときに、わたしは「わだいになってることだし、それにむりょうだから読んでみようかな」とおもったので読んでみることにしました。
「えんとつ町のプペル」は、えんとつ町というだいめいのとおり、えんとつがたくさんある町がぶたいになっています。町はえんとつからけむりがモックモクとでているせいで、昼でもあおい空が見えないくらいまっくらです。わたしのお友だちにぜんそくの人がいるのですが、けむりはぜんそくによくないそうなのでこの町ではくらせないだろうなとおもました。それにわたしもあおい空が見えない町にすみたくないです。
だいめいの「プペル」は、このおはなしのしゅじんこうの名前です。ある日おとどけものをしていたはいたつやさんが、うっかりゴミの山にしんぞうをおっことしてしまいました。すると、そのまわりにゴミがあつまり「ゴミ人間」がたん生しました。それが「プペル」です。
この本のひょうしに黒いぼうしをかぶった男の子がいますが、その子は「ルビッチ」です。
「ところでこれはどういうお話なの?」というと、ハロウィンの日に生まれたプペルがルビッチとであってなかよくなっていくのですが、プペルはゴミ人間であるせいか、プペルのことをよくおもわない人たちからいじめられてしまいます。
そのときプペルといっしょにいたルビッチもいじめられるようになってしまったので「もうキミとは会えないよ。もうキミとはあそばない」といってプペルとぜっこうしてしまい、会うことはなくなってしまいました。
ルビッチと会わなくなったプペルはボロボロになってしまうのですが、なん日かたったあと、プペルはルビッチのまえにすがたをあらわし、ルビッチとはまべに行きます。
二人がはまべにとうちゃくしたら、そこにはふねがとまっており、そしてプペルはルビッチをふねにのろうとさそいました。ですがそのふねはどうやらこわれていたようで、ルビッチは「この船はこわれているからすすまないよ」といいました。それにかまわずプペルはもっていたふうせんをふくらましていき、それをふねにつけていきました。そしてたくさんのふうせんがつけられたふねは空にうかんでいき、二人の空のたびがはじまりました。
ところでなんで二人は空のたびをしたのかというと、さいしょにであったときにルビッチが「空には『ホシ』というひかる石があるという話を父ちゃんからきいた」というはなしをプペルにします。
なのでそれをきいたプペルはなんとかしてルビッチと空に行きたかったんだなとおもいました。
わたしは、ふうせんをたくさんつけたふねで空をとぶところを読んだとき、「空とぶふねでおほしさまを見るなんていいなあ。きっときれいだろうなあ。プペルとルビッチがうらやましいな。」とおもいましたが、えんとつ町は空が見えなくなるほどけむたいところなので、空をとんだときけむりをすいこんでしまいそうなのがいやだなとおもいました。
このおはなしを読んだとき、わたしは「えいがはともかく絵本はいいはなしだなあ」とおもいました。
このあと、えいがのあらすじを読んだのですが、「絵本をそのままえいがにするとじかんがたりないのはわかるんだけど、なんかへんなおはなしになってるなあ」とおもいました。
さっかさんがおはなしを出すときに、へんしゅうしゃという人がおはなしのないようをチェックして、ダメなところがあったら「ここはなおしたほうがいいんじゃないの」といってなおさせるそうです。
えいがの方のおはなしも西野さんが書いていますが、もしかしたら絵本がたくさんうれたので、「もうへんしゅうしゃさんがいなくても、じぶんだけでいいさくひんを書けるからへんしゅうしゃさんはいらないや。」とおもい、えいがの方にはへんしゅうしゃさんをつけずに好きかって書いたからへんなおはなしになっちゃったのかもしれません。
「えんとつ町のプペル」を見てもないのにやたらわるく言っている人がいるけど、えいがはともかくとしても、せめて絵本は読んでからなにか言ったほうがいいんじゃないのとおもいます。
このかんそう文のさいごにURLをはるので、気になった人は読んでみるといいですよ。
ちなみにこのページのさいごのほうに西野さんのコメントがのっているのですが、このおはなしをどういう気もちで書いたのか知ることができたのはいいけれど、読ごのよいんをぶちこわされた気分になってしまいました。
あとページ数のかんけいで入れられなかった文がのっていましたが、これを読んだときに「ああ、やっぱり絵本のへんしゅうしゃさんはゆうのうだったんだな」とおもいました。
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