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度数上げますか?と聞かれて断った話。美について。

HoneyOG / Yuki sako

僕は典型的な乱視です。
小学5年の時、度数が下がってきて目が悪くなるのが分かった。「星のカービィー夢の泉デラックス」のやりすぎが原因だと思いたくない。

小6になって、当時はソフトボールをやっていたのだけどある日、ボールが見えなくて顔面に当たった。ピッチャーの投球を取れないキャッチャーなんて意味がない。
そんなわけで、かれこれ10年以上もコンタクトレンズにお世話になっている。

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解像度が低いから、視える世界がある。

光が鮮明じゃない、乱れた世界に映る美しさがあって僕はそれを美しいと感じる。眼を矯正するとその儚い憧憬が視えなくなったことを悲しむ。

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ブレる、その瞬間は物体が揺らぐ。鮮明な輝きが煌きとなって流れる。

でもきっと。
そんなの目が悪い人にしか見えない。乱視にでもならなきゃ。そもそも同じ視覚、乱視な人なんているのか?いや、いないかもしれない。ただし確かなのは僕が世界を「暈して」視ているということ。眩暈のようでも倒れずに健気に視られる優雅な雅やかさに僕は陶酔する。

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先生にもきっと分からない。
だけど、僕はまだ視ていたい。

たまにはコンタクトレンズを外して外を歩く。

全く視えない。正直危ない。
それでも僕は視ていたい世界があるんだ


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