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備忘録.

今日は招待頂いたNew Balance Grey Days 2024 Exclusive Eventに行ってきてアートレセプションパーティーのような雰囲気の中で職人と醸成していく文化を考えていた. 

職人の手で作られた靴が経年劣化して, 周り回って得た形質を趣いて尊ぶのは粗野で不揃いなノイズを纏った物質を詫びていると言えるので詫寂そのものであると思う. 

とある企業が永く続き受け継がれていくには時代への適応ならずそれなりの哲学や思想が必要だと思うのだけれど社員さんのトークを聞きながらアジャイルな組織の事そして何より戦後の企業が役割を担い, 関係性の中で生まれていった文化と似ているなと. 

極私的には, 踊る時は必ずNew Balance の574か996を履いている. 踊る身としては, 身体の延長線であり身体化していく道具がシューズなので足の感覚がダイレクトに地球に伝わり跳ね返る対話をするのだけれど, 574と996が自分にとってはしっくりきてるのでヘビーユーザーだ. 

そうして“愛撫できる”信頼を作り職人の手触りを感じられるには受け継がれる補助線が必要だし普遍的な哲学や思想が必要なわけ. 

マニアな方々がいらっしゃるのは, 企業が作り上げたブランディングやカルチャーの賜物だと思うけれど, そんな宣伝・広告のメディア素材としての価値よりも, 「名前が剥がれようともこれはあれだ!」と呼ばれてしまう物質を作り出すことのできるのはもはやアートだなと思う今日この頃. 


アートレセプションパーティーみたいだなと思ってたけれど, もはやアートだった気がする. 


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