人生初。TVに密着して頂きました！

2022年12月27日 17:02

そうなんです。実はテレビ東京の年末特番として我が村上家の密着撮影が行われました！

とある日、テレビ番組の制作会社の方からメールがありまして、添付されていた企画書によれば、12月末のテレビ東京特番「このNIHONJINって誰？」という企画で、海外で暮らす変わった日本人に密着みたいな内容のオファーが届きました。

実はこれまでもちょこちょこテレビ出演の問い合わせが何度かありましたが、企画自体が流れたり、タイミング的に別の方に決まったり、コロナの影響で日本から撮影に来れなくなったりで、オファーはそこそこあるものの、実現することはなかったのでした。

僕も約15年程、エンタメ業界にいましたので、毎週、毎クール、何かしら制作し続けないといけないテレビ業界の苦労は多少分かっているつもりで、今回もつばを付けている内の一組で、まあ決まらないだろうなと流し気味でしたが、何度かZoom打ち合わせを重ねるうちに、現実味を帯びて来て、いよいよ条件次第で撮影を慣行するというところまで来ました。

その条件とは、家族全員の顔出しOKであること。

そもそも僕は元来目立つのが好きなのと、やったことのないことは積極的にやりたいタイプなのですが、この年（御年48歳でございます。）になると、さすがに大衆の面前に晒せるような容姿ではないのは重々承知なのとwww、知る人ぞ知る我が妻は僕とは完全に真逆で、表に出るような性格ではなく、なるべく目立ちたくないという人物ですので、家族全員顔出しが条件ということで、まずは妻を説得するところからw

ちなみに番組としては僕のオランダでの子育て振りや、仕事を中心に密着したいということで、ドライバーサービスや日本食デリバリーの様子、特に移住サポート業務をテレビで宣伝出来ちゃう絶好のチャンス！

こんなことって一生に一度あるかないかの貴重な体験と捉え、極力表に出たくない妻を、事業の宣伝の為だと渋々ですが納得してもらい、何とか初の家族での日本のテレビ出演が決定したのでした。

ちなみに、なぜ我が村上家に白羽の矢が立ったのかと言うと、番組のリサーチャーの方がいらっしゃるらしく、僕のYoutubeなどを見て「こんな家族がいまっせ！」と行き着いてくれたとのこと。
「英語が出来ない」「6姉妹」というキーワードはやはりTV的に取り上げ易いのでしょうw

2022年11月末、制作会社とフリーのディレクターさん2人がはるばるオランダへ来て下さって、長旅にも関わらず、翌日から早速補習校への送迎やMaastricht方面への日本食デリバリーへ同乗撮影班と、家に残る妻側の班とに別れたりして、1週間の密着撮影がスタートしました。

平日は朝7:30頃から撮影が始まり、お弁当の準備や登校前のバタバタ、自転車での通学の様子などを撮影。

基本的に日中はリビングに定点カメラも設置され、とにかくずっとカメラを回し続け、寝室から洗面所まで家の中全てを開けっぴろげw

ちなみに密着撮影はとにかく大量に撮影しまくって、膨大なデータを確認しながら、いっぱい摘んで繋げてという大変な編集作業というのは想像に易いです。
しかも12月頭にディレクターさん達は日本へ帰国して、1週間程度でVTRを繋げ、社内プレビューを何度か行い、12/12に行われるというスタジオ収録に間に合わせないといけないということで、やはりハードな仕事です。

撮影は、長女のダンスレッスンや三女のスイミングなどにも潜入し、（もちろん事前に許可を得ています）事前にこちらで撮影しておいた移住サポートの仕事の様子や丁度撮影期間中に入った空港送迎にも同行したり、娘たちの通う小学校（残念ながら他の子ども達を撮影する許可は得られませんでしたので授業風景などはありませんが）や、地元スーパーでの買い物の様子など、正に密着！という感じでした。

撮影しながら、ちょくちょく僕の生い立ちやオランダ移住したきっかけ、家族のことなどのインタビューを受け、すっかり芸能人気分を味わうような感覚だったのですが、番組の概要を尋ねると90分の特番で、僕ら以外にはもう1組いるとのこと。

2組で90分ということは、なかなかのボリュームだなと、果たして子沢山とは言え、僕ではそんなに撮れ高ないんじゃないか？と不安になり、しきりにディレクターさんに「大丈夫すかね？」と尋ねたのですが、「大丈夫ですよ」の一点張り。

撮影2日目で演出として出会いのシーンを撮るということで、地元デルフトのマルクト（広場）で、初めて会うテイで白々しく「はじめまして」と登場するシーンを撮影したのですが、笑けてしまい何度かNGを食らってしまうということもw

とにかく汗をかいてがんばっている姿を撮りたいと、なるべくあたふたしている姿の演出なのか、インタビュー時も「もっと言語を勉強しなくちゃダメなんじゃないですか？」とか、子ども達に「パパの嫌いなところは？」とちょっと意地悪な質問をされたりで、これはかなりダメダメな父親として映し出されてしまうんじゃないかと焦ったりw

インタビューに対しては、いつも通りおしゃべりが止まらず編集し辛いと言われてしまったりw、元業界人のくせにその辺りがうまく出来ず、フワフワしてしまって番組として成立するかな～？と勝手に不安に感じたりしていたのですが、数日経った夕飯時、ディレクターさんからおもむろに、実はプレゼントがありますと何やら箱を渡されたのですが、その中には何やら銀色の袋達が。

開けてみるとそれはなんと、おかんの手料理をフリーズドライにしたもので、それをお湯で戻し、食して、懐かしむという、それがこの番組の主旨だった訳で、見事にドッキリに引っかかり、ニセ企画書に騙されたという訳でしたwww

「このNIHONJINって誰？」という番組名は真っ赤なウソで、正式な番組名は「おふくろフリーズドライ」

MCはジャニーズの風間俊介くんとお笑い芸人・霜降り明星のせいやくん。

2022年の夏に一度放送されたそうで、その第2弾だそうです。

実はおかんもガッツリ撮影していたらしく、おかんの手料理をフリーズドライにすべく何度も試行錯誤を繰り返したそうで、東京から番組ディレクターさんが神戸の実家まで何度も足を運んでくれたそうで、ご苦労様でした。

しかも12/12のスタジオ収録におかんも呼ばれたそうで、日帰りで神戸からテレビ東京のスタジオまで出向いたそうです。

という訳で、放送を観るまでどんなことになっているのかというドキドキのまま、とにかくご報告させて頂きます。