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りばいばる#122 オランダの現地小学校で2年目の保護者面談

これは2018年2月25日にAmebloに投稿した記事の"りばいばる"です。

先日長女(8歳・グループ4)と次女(6歳・グループ3)の2年目の保護者面談が行われました。
三女(4歳・グループ1)の面談は担任の先生の身内に不幸があって保留中です。

夏休み明けから新年度が始まり、約半年経った2月頃、オランダ語(国語)、算数などを含むCITOと呼ばれるオランダの全国一斉ペーパーテストが実施され、その結果を含めて担任の先生と保護者との面談の時期だそうです。

そのCITOがどんなものなのか?実態が掴めていないのですが、小学校を卒業する際にこのCITOの結果で進む中学が決まってくるそうです。

面談のあるこのタイミングで初めて通知表が登場するのですが、通知表は大きなファイルで綴じられていて、読み書き、算数、コミュニケーション、課題に取り組む姿勢、IPC(インターナショナルプライマリーカリキュラム)など、各ジャンルでこの子は何が得意で何が不得意かを、

●まだちょっと難しい
●手伝ってもらえれば出来る
●ほぼほぼ一人で出来る
●一人で出来る
●とても良く出来る
●完璧に出来る

の6段階で表します。(学校によって違うと思われます。)

極力ネガティブな言い回しで表現していないのがオランダらしいなと思いました。

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グループ(学年)が上がるごとにファイルを追加していき、学年の最初に撮影する本人の写真が表紙に印刷されていて、見た目の成長も一目瞭然でポップな印象です。

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長女次女共に担任の先生達から、「勉強に関しては特に問題ない。オランダ語も理解出来ている。なぜなら課題を始めなさいと言ったら真っ先に終わらすことが出来るから。あとは授業の中でもっともっと周りの友達とコミュニケーションを取って発言して欲しい。」とほぼ同じ内容のことを言われました。

学校内の長女と次女を観察していると、長女も次女もポツンと一人でいることはなくなり、意外とクラスメイトの中に溶け込んでいるように見えますが、まったく言葉は発さず、リアクションだけでコミュニケーションを取っているので、やはり友達と言葉を交わすコミュニケーションが必要だと、我々夫婦も考えているのは間違いありません。

面談の後は二人にもっと積極的に覚えたオランダ語を発するように促しますが、それ以上には具体的に我々に出来ることはほとんどなく、「お前はデキる子やねんで。自信を持って。」と頭をなでてやることぐらいかなと思っていますw

まあよくよく考えたら、言語は生まれた時から毎日浴びながら成長するもので、日本語歴7年と5年でオランダに来た長女と次女が、オランダ語歴たかだか1年でそんなすぐペラペラになる訳ないわなと納得して、あと少なくとも2年ぐらいはゆっくり見守ろうという気持ちです。

三女に関しては3歳でオランダに来たので、今や我が家で一番のオランダ語の使い手で、日本語で話しかけると日本語をしゃべり、オランダ語で話しかけられるとオランダ語でしゃべる構造になっています。

四女(2歳8ヶ月)は最近「えっとねーあのねー・・・」と日本語文をがんばってしゃべろうとする時期なのと、三女と遊ぶ時は三女が学校で浴びせられているオランダ語を今度はそのまま三女が四女に向けて発するので、ナチュラルに日本語とオランダ語を吸収している状態です。

毎日姉達が学校へ行っていて暇なので、「幼稚園行きたーい」としきりに発しています。
春頃から幼稚園に行かせる予定なので、行き始めたら周りの子達とどうコミュニケーションを取って行くのか興味深いです。

とにかく我が家はオランダの風土同様、のんびりと構えていようというスタンスなのですが、去年の同じ時期に書いたブログを読み返すと、焦りからか、親として酷い有り様だったと改めて客観視できました(笑)

日本語の方は補習校に行かした方がいいのかな?とオランダに来た最初の頃は考えていましたが、それも特に焦らず、の~んびり放置して、人を想いやるとか、ものを大切にするとか、人を妬んだり、自慢したりしないなど、勉強以外に人として大事な基礎中の基礎さえ外さなければ、それでいーやと考えております。

言語習得への焦りや日本語力の低下などを気にしていた時期を、そんな時もあったねと笑い飛ばせるようになるまでもう少しな気がしています。

娘達のオランダ語に対してはまだまだオランダ人には遠く及ばないにせよ、今正に、そんな時もあったねという未来になりましたが、そんなことよりもコロナパンデミックによって世界が変貌を遂げており、それこそ、そんな時もあったねと笑い飛ばせる未来を望んでいる今日この頃です。

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