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オランダロックダウン 村上家のオンライン授業の実態

新型コロナウイルスの第三波とやらで2020年末、冬休み前辺りから私達村上家が住まわせてもらっているオランダは飲食店をはじめ、スーパーや薬局や病院などの一部を除いて全面営業停止のロックダウンに再突入し、2月8日頃まで続くということで(その先どうなるか?もはや誰にも分かりません。)もうどれぐらい時間が経ったのか?変わり映えのない毎日によって、よく分からなくなって来ましたw

学校や幼稚園ももちろん閉鎖で、春先のロックダウンの際にすっかり要領を得たオンライン授業が新年1月4日(月)からスタートして早2週間。

我が家は長女がグループ7、次女がグループ6、三女がグループ4、四女がグループ2と4人の小学生に加え、4月で3歳の五女と生後2ヵ月半の六女という構成なので、なかなか厳しいオペレーションになっています。

オンライン授業のやり方は、各学校毎やグループ毎に様々なようですが、娘たちの学校は各グループ1日30分程度のGoogle meetで顔合わせ授業があり、パソコンの画面越しに先生の授業を聞きつつ、クラスメイトとも顔を合わせ、それ以外は毎日決められた範囲の国語や算数を指定のアプリ内で行ったり、課題を先生に送信したりしています。

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アプリの進行具合は担任の先生がクラス全員分オンライン上で管理出来るシステムなので、サボったら先生から電話やメールで指摘される様です。

合間に次女と三女はオランダ語補習のマンツーマンスカイプレッスン30分が次女は毎日、三女は週に2日あり、毎週水曜日の朝8:50〜9:20には三女と四女はロゴペディというオランダ語補習に出向きます。(診療の括りになるので実際に施設へ行きます。)

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四女はまだ本格的な勉強は始まっていないのでGoogle meetは毎週水曜日の一度だけですが、金曜には担任の先生が準備してくれた、翌週分の工作セットみたいなものを決められた時間内に学校へ取りに行き、毎日ビッチリ色塗りしたり、切り貼りしたりという作品作りを課せられており、水曜日にその作品をパソコン画面上で見せ合ったりするので、これもサボりは許さず、親が手伝わなくてはなりません。

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体育は体育の先生が自宅で撮影した体操動画だったり、器械体操の画像を真似する指令が来たりと工夫されていますが、我が家にはそれをじっくり行う余裕がありません。

それぞれが分からない箇所にぶち当たると当然我々親に質問が飛んで来るので、オランダ語を解読しながら、一緒に解いていくのですが、合間合間に五女が邪魔をしないように機嫌を取ったり、六女のオムツを替えたりおっぱいをやったり。

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グループ7の長女の課題の中にはオンラインの脱出ゲームがあったり、Google meetの算数の時間は最後の問題を解けた人から退出できたり、長女が憧れている担任の先生の授業は楽しいそうですが、やはり問題を解くには時間を要したり、解読出来ないままになっている問題なんかもある可能性も高いです。

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次々くる質問をクリアしながら、気付けばあっと言う間に昼ご飯の準備をしなければならず、束の間の休息後も再び一緒にアプリ&課題を進め、四女五女の揉め事を仲裁しつつ、乳児の世話という感じで、自分の時間というものは存在しません。

幸いにも娘たちの通う小学校は、村上家の姉妹に合わせた時間構成?!の為、長女次女三女のGoogle meetはうまく30分ずつズレているので、Wifiを取り合うことはなく、パソコン3台が時間差でうまく機能してはいるものの、一見オンラインの時間自体は1日30分〜1時間程度なのですが、アプリや課題をそれぞれがやらなければならない為、必然的に8:30〜14:30はパソコンでの事務作業はあきらめ、デリバリードライバーの現場がある日は、夜遅くまでか、朝早く起きてパソコン事務作業を終わらせるようにしています。

ちなみに自治体に寄って様々なようですが、我々が住むデルフトは、デバイスが不足している家庭には購入補助制度があったり、学校毎にデバイスの貸し出し等の対応があるようです。

これに加え、土曜日は日本語補習校が10:00〜14:30がオンライン授業で、こちらは長女4年生、次女3年生、三女1年生で基本的にオンライン繋ぎっぱなし。

4年、3年に関しては長女と次女はイヤホンをして同じ部屋に放置して勝手に進めてくれるのですが、1年生に関しては親が横に付いてフォローしながらでないと厳しい状況です。

四女五女は家にいるとうるさいので、この間に買い物や仕事先に連れ出すのが習慣になって来ました。

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家事は朝ご飯と昼間家に居る時は昼ご飯の準備と洗い物、買い物、六女のお風呂と時々洗濯物干しが僕の担当で、それ以外の家事と六女がまだまだ夜中にオムツやおっぱいで起きるのと、基本的に子供達の勉強面は妻が担っているので、夕方には妻は毎日グッタリ、文字通りあっと言う間に1日が終わってしまいます。

学校へ登校しないので送り迎えに要する時間が浮いたのですが、反面どうしても生活リズムが長期休みの様になりがちで、夕食の準備から少しずつ遅くなってしまい、子供達の寝る時間がかなり遅い、すると朝起きるのも遅い、Google meetギリギリに着替えたり、本来8:30からの始業も後ろ倒しになりがちで、生活リズムの乱れは否めない状態になってしまうことも後ろめたさを感じてしまう要因になってしまっています。

オンライン授業による家庭の負担増や学力低下の懸念など、ロックダウンの影響は計り知れませんが、先生たちは臨機応変急なオンライン授業の準備などに対応してくれており、大変ありがたいです。

人生でこんな状況は珍しいと思ったので、記録としてブログに記しておくことにしましたが、やはり早く学校が再開して欲しいと切に願っています。

オランダサポート_20201128

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ドライバーサービス_20201123

デリバリーサービス_20201123


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