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りばいばる#170 オランダで習い事 〜次女編

これは2019年7月17日に投稿した記事の"りばいばる"です。

去年2018年9月からスタートしたオランダでの初の習い事ですが、長女はダンス、次女は美術を習いました。

次女の通う美術教室もデルフトの図書館内のアトリエで、10回1セットで100ユーロ、1回1時間半で1セット毎に絵画、スケッチ、物作り、粘土細工、ペインティングとジャンルを分けて、遠近法や影を付けるテクニックを教えてくれたり、物作りに関しては用意された木片や粘土やダンボールなどの材料を好きに選んで、テーマに沿いつつ自由に作るというやり方の様で、次女は4セット受講し、5セット目は今までの総合で、好きなジャンルを好きに選択するということでしたが、残念ながら受講人数が集まらず実施されませんでした。

次女は幼稚園の頃から一人で黙々と作業するのが好きで、家でも皆が盛り上がっていても、一人で絵を描いてることも多く、こっそり教室を覗きに行っても没頭している様子で、ハマるものを見つけたようで、良かったです。

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余談ですが、僕が高校3年の頃、芸大入試の為に週1回通う事になったデッサン教室の初日、教室の中央に置かれた花瓶や果物をデッサンするのですが、他の生徒数十人が一斉に鉛筆を傾けて画用紙に向かってシャッシャシャッシャとデッサンするある種異様な光景に違和感を覚え、皆が鉛筆を傾けてシャッシャするのならば僕は鉛筆を立ててマンガの様に物の輪郭から描いてやれとグッググッグと描き始めた途端、おそらく芸大出身であろう若い先生の一人が飛んで来て、「ちょっと替わって!」と僕の画用紙を裏返しにして、得意気に鉛筆を傾けてシャッシャシャッシャと描き始めました。

デッサンの定義とは何ぞや?よくわからないまま、見よう見まねでシャッシャッやることにしたのですが、それからは毎週、僕がデッサンし始めると必ず先生が飛んで来て「替わって。」と得意気にシャッシャし始めて、僕はひたすら横に立って、それを眺めているという状況でした。

たまたま同じ教室に通っていたクラスメイトに学校で「毎週立たされてる!」と笑い話にされていたので、それはそれで”おいしい”と思っていたので良かったのですが(笑)芸大に合格する為のデッサンとはこうやるもんだ!という入試に受かるテクニックを教えるコンセプトに嫌気がさして、割とすぐその教室を辞めてしまいました。

小さい頃から絵を描くことが好きで、新聞広告の裏が白いものを集めては絵ばかり描いていて、小学校の写生大会では必ず賞を貰っていたのですが、高3のこの教室がきっかけで絵を描くのが嫌いになった記憶があります。

幼少の頃、母が僕の為にとマネやモネやゴッホなど、世界の名だたる画家たちの画集を大量に購入してくれたのですが、一切興味を示さず、画集を開いた記憶すらない状態で、今考えたら申し訳なかったなあと思います。

ただただ描いた絵が上手いと褒められたかった承認欲求だったのかもしれません(笑)

結局その芸大受験ではデッサンなどの実技がない、国語と英語に加え、論文と面接が試験科目の学科を選びました。

5人1組の面接での「新聞はどこから読みますか?」という質問に、他の4人が「三面からです。」とか「天声人語です。」と答える中「テレビ欄です!」と正直に答えたり、「尊敬する人は誰ですか?」という質問に周りが「両親です。」とか歴史上の偉人を挙げる中、「奥田民生さんです!」と大好きだったバンドUNICORNのボーカルを答えて、何とか現役合格出来ました。(それが要因だったかどうかは不明です。笑)

ちなみに僕の世代は団塊Jrと言って、戦後のベビーブームの時の子供の子供達で、人口がめちゃくちゃいる為、大学に入るのは至難の道。大学に進学することが全てと洗脳されて来た世代で、ロックに生きて行くと決めた僕は20歳になるのを待って、親に内緒で勝手に大学を辞めてしまいました。

当時、親にバレた際、親父が烈火の如く激怒して、勘当されてしまいました。あれ?勘当はどうなったんだっけ?w

とにかく、現在8才の次女は僕と同じく絵ばかり描いていて、最近は画家や絵を教える先生になりたいと言い始めたので、「えーやん!」と肯定しております。

最近はアニメのキャラクターみたいな塗り絵素材をネットから引っ張り、プリントアウトして色々なペンを使って、カラフルに色塗りすることにハマっているみたいです。

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年齢的に今のところ長女と次女だけではありますが、習い事を通じて感性や得意分野を伸ばしたり、オランダ語でのコミュニケーションのきっかけになってくれれば、いいなーと思っています。

三女は去年2018年のクリスマス前からギターが欲しいと言っていたり、ピアノを弾いてみたりと楽器に興味があるっぽいので、そのままピアノやギターを習うといいんじゃないかと密かに考えているのですが、日本と比べて随分リーズナブルとは言え、楽器関係のレッスン料はある程度の予算が必要でしょうから、まだまだ娘達の為にエーンヤコラのオランダ生活は続きます(笑)

2021年9月現在、三女の方が物作りにハマっており、ダンボールや何かの空き箱があれば、ハサミやテープでせっせと工作をしまくり、次女はYoutubeでボカロ(ボーカロイド)にハマって色々な新しい曲を発掘しては聴き倒しており、自分でもカッコいい曲を作ってみたいと言い出したので、Macに標準装備のGarage bandの使い方などを教えたのですが、そもそも何か楽器を弾ける訳でもなく、4拍子などの音楽の基礎も全く知らないので、そんな簡単に曲が作れる訳ではないんだなということに気付いたようです。

僕も作曲出来る才能はないので、曲を構成していく理論は教えられるのですが、何から手を付けていけばいいのか?そもそもボカロは僕が現役のバンドマンを退いてから登場したシステムなので、教えるというよりも、一緒に学ぶという姿勢です。

まずはピアノで好きな曲を弾けるようになるという体験からかな?と思い、機材を揃え始めた今日この頃です。

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