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りばいばる#087 村上家のスペイン珍道中 2017 ~2日目 マドリード おかんの病院騒動~

これは2017年8月9日にAmebloに投稿した記事の"りばいばる"です。

スペイン旅行2日目。
この日の主役は母で助演女優賞が妻でしたw

昨日スーパーで買い込んだパンやハムやヨーグルトなどで朝食を済ませ、昨日はスリ騒動で時間をとられてしまったので、もうちょっとマドリードを満喫しようとホテルを出発・・・のはずが、今度は母の持病の喘息が昨晩から顔をのぞかせて来た様で、ちょっとまずい状態に。

しかも喘息の予防薬一式をそもそも日本に忘れて来たそうで、本人曰く今病院で処置しておかないと大変なことになるとの主張。

スペインという異国の地で救急病院を探し、母の喘息の措置を受けるというミッションをクリアすべく動き出しました。

妻がネットで英語が通じる病院を検索し、電話をかけると「この番号にかけろ」と別の番号を教えてもらったが、その番号にかけるとフリーダイヤルの様で僕等のスマホからは電話がかけられなかったので、今度はマドリードにある在スペイン日本大使館に電話して事情を説明し、替わりに電話してもらうもその電話はスペイン語の自動音声だったことが分かり、もうとにかくその病院に直接行くことにしました。

ホテルから車で10分程度で目当ての病院に到着。病院前で母と通訳として妻が車から降り、裏手に車を駐車して待機することになりました。

余談ですが、スペインの道路は幅が非常に狭く、横に車が並ぶとかなりの至近距離で、大きい車だと余計に怖いです。

しかも大きな道路の一番右レーンがバスとタクシーレーンで、右から2番目のレーンから右折する時、そのバス&タクシーレーンに入り込んで良いタイミングが分からず、初めの頃は運転にかなり神経を遣いました。

母の処置にどれぐらい時間がかかるか検討が付きませんが、とにかく妻に託すしかありません。

オランダで仲良くして貰っている近所のI家のご主人がスペイン語が堪能なので、日本に帰国中だというのにメッセンジャーで「喘息だから吸入と点滴を受けたい。」というのをスペイン語に訳してもらって助けてもらいました。
Iさん、あざーす!

親父が4姉妹を連れて散歩に出かけたすぐ後に病院裏口から母と妻が出て来て、何やら親切なスペイン人のおばあちゃんがこの病院の近くの診療所に連れて行ってくれて話をつけてくれることになったそうで事は好転しました。

そのおばあちゃんは車で待っていた僕の所にもやって来て「パーキングメーターでお金を払えば自由に動けるわよ。」と教えてくれたり、丁度駐車禁止の取り締まり員が来た時に事情を説明してくれたり、かなり助けてもらいました。

パーキングメーターはオランダとほぼ同じシステムだったので何とかなり、そのおばあちゃんに何度も「グラシアス!グラシアス!」と全員で感謝の意を述べました。

母は無事その診療所で吸入と点滴を施してもらえることになり、戻って来た親父と4姉妹と僕とで診療所の側のオープンカフェに移動して待つことにしました。

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そうこうしてるうちに13時近くなったので、そこのオープンカフェでランチを適当に頼んだのですが、このランチが当たりで肉料理や魚料理、どれもかなり美味しくスペインの食事を堪能出来ました。

治療が終わり、支払いを済ませ、処方箋を取りに行って戻ってきた母と妻がようやく合流して、そのランチの残りを堪能し、やはり大絶賛でした。

母は治療のお蔭で復活を遂げており、いつもの様に親父のやる事成す事にいちいち突っ込みを入れていましたw

娘達はオランダの子供達の間でちょっと前に流行したおもちゃ”ハンドスピナー”をおじいちゃんに買ってもらいご満悦の上、食事もそこそこにランチのパンをちぎってスズメにあげるということに時間を忘れる程没頭していたので、スペイン旅行2日目に「つまんな~い」みたいな事態は回避出来ました。

一息つくともう15時ということで、マドリードを離れ次の街トレドへ向かうことにしました。

マドリードではスリ騒動と病院騒動の印象が強く、妻は警察や病院のリサーチ&通訳としてかなり働きましたが、異国の地でなかなか出来ない経験をポジティブに受け止め、楽しんだそうです。

親父とおかんにとってはあまり良い思い出にはならなかった街マドリード。また訪れる日はあるのでしょうか。

つづく・・・

ちょこっとエンタメ第2弾w 
スペイン旅行初っ端はうちの両親のドタバタ劇からスタートしました。
いきなりの逆ロケットスタートを切ったスペイン旅行、ネタが持つのか?
乞うご期待!

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