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りばいばる#041 中古車購入②

これは2016年12月12日にAmebloに投稿した記事の"りばいばる"です。

オランダで中古車を購入する際に、日本と大きく違う点は名義変更を自分でやらないといけないということ、強制保険も自分で加入しなければいけないということ、それと車が新車でこの世に発売されてから廃車になるまでナンバーが変わらないこと。
それと、オランダは路上駐車が基本で車庫証明は存在しないという驚くべき事実を知りました。

じゃあ駐車禁止がない世界?と思うのですが取り締まりはかなり厳しいらしいのです。

屋根にカメラを搭載したスキャニングカーが取り締まります。

自分の住所付近のエリアに駐車許可料を支払い、そのエリアの住人の所有車両として登録するそうです。
家の前の駐車スペースなどが充てがわれる訳ではなく、その許可エリア内ならどこに停めてもいいよというシステム。
逆に家の近くが空いてなければ、空いてるスペースを探して停めなければならない、早い者勝ちルールのようです。

路上駐車エリアには時々「P/max 2h」等書かれた看板が立っていて、駐車最大2時間までという意味なのですが、HEMAというお店などで売っている青色の駐車カードなどを使って停めた時間などを自己申告としてダッシュボードに置いておくというヨーロッパ式のルールの駐車エリアもある様です。

ブルーのラインのエリアが目印です。

それと障害者スペースに無断で駐車しているのを警察等が見つけるとかなり高額な罰金を請求されるそうですし、絶対に停めてはいけません。

車のナンバーが変わらないというのは、住所の様にその車の所有者が何人変わろうと車自体は変わらず歴史が刻み込まれていく感じが個人的には割と好きだなと思いました。
街で自分の乗っていた車を見つけて愛車との再会に涙するなんてことがあるのかもしれませんw

名義変更と強制保険は日本では中古車を購入する際のセットになっていて、その手数料が上乗せされるのが通例だと思いますが、(久しく日本で中古車を購入していないので今は分からないのですが。)オランダはそれは自分でやるというのが常識らしく、納車するにはまずは市役所に行って自分のBSNナンバーや生年月日・住所などの情報が載った「アウトレクセル」というオランダ特有?の車所有の為の書類を発行してもらい、それを居住地に一番近い陸運局の支局に車のナンバー等の購入情報と一緒に提出し、車両登録カードというものを貰わなければなりません。

現在はネットで簡単に出来る様になったとか。

2016年11月14日(月)の午前中に市役所で「アウトレクセル」を発行してもらい、不動産屋にも出向き自宅マンションの駐車場の申請をするとオーナーと確認が取れたら連絡しますとのことだったので妻が電話番号を伝え、その足でZootermeerという街にある陸運局へトラムに乗って向かいました。

いくつか乗り換えがあったものの、事前に調べて行ったので無事陸運局の最寄り駅まで到着。
そこからは迷いながら駅のショッピングモールのフリーWifiでMAPを確認しつつ歩くこと約20分。
何とか陸運局に辿り着きこちらも無事登録を終わり、車両登録カードを受け取ることが出来ました。「アウトレクセル」が9.65ユーロ、車両登録料が9.91ユーロでした。(2016年11月現在)

まだ慣れないオランダを走るにはカーナビも必須ということで、例のBCCという電機屋に出向き「TomTom」というメーカーの外付けのカーナビを229ユーロで購入。
英語に設定すれば何とか使え、ヨーロッパ全土をカバーしています。

度々MAPを更新しながら今でも愛用しています。

強制保険と日本で言う「JAF」の様なロードサービスにも加入し、デン・ハーグの中古車屋さんへ再び行きいざ納車。必要書類を提出し車とキーを受け取りました。

車検もきっちり1年付いていましたが、もらったキー2本の内の1本のセンサーが反応しなかったので、中古車屋さんに伝えると、「電池切れだと思うから自分でオペルのディーラーに行って替えてもらって。」とのこと。日本の常識は通用しませんw

月曜に不動産屋に申請した自宅マンションの駐車場の件の連絡が2日待ってもかかって来なかったのですが、「待っていてはダメ!」ということで不動産屋に連絡を入れると「駐車場の件OK取れてるから、17時半までに駐車カードを取りに来て。」とのこと。

オランダあるあるで「電話します。」と言われてもかなりの確率でかかってきません。

日本ではあり得ない仕事のクオリティに少し困惑しつつ、カーナビを設置して自宅方面へ向かい、不動産屋で駐車場のカードを受け取りました。

スーパーで四女がベビーカーに乗ってる間に靴を落として見つからず、届け出たら翌日「ありました!」と電話をくれるということもあったので、人によってだとは思いますが、この国ではガンガン言わないとダメなんだなと改めて実感しました。

自己主張してナンボの国ですw

自宅マンションの駐車場の入口が狭く、壁に車体をこすらないか心配しましたが何とか無事駐車。

11月半月分の駐車場代は免除になったのでラッキーということもありつつ、オランダでも無事車を所有することが出来ました。

しかし、安物買いの銭失い、やはり事件は起きてしまったのです!・・・ というのは次回に持ち越しますw

つづく・・・

文化の違いに戸惑う毎日だったことを思い出します。
しかしこんなに車と深く関わっていくことになろうとはこの時思いもよらなかったですw

オランダサポート_20201128

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ドライバーサービス_20201123

デリバリーサービス_20201123


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