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世界の料理をみんなで作るイベント@フォルケホイスコーレ

海外での生活は、最初は新しいことばかりでしたが半ばを過ぎると少し中だるみが発生します。
そんな時に、この学校恒例のNational Maddagがありました!
デンマーク語で Mad とは食事、dag は「日」ということで、世界の料理をみんなで作って食べるという意味です。

私が在籍するフォルケホイスコーレには2つのコースがあります。アウトドアレンジャーコースはデンマーク語ができないとついていけないのでほとんどがデンマーク人です。一方、デンマーク語とデンマーク文化のコースはデンマーク人以外。
このような状況では、世界の料理を作るととても楽しいです。
中身は「料理を作ってみんなで食べる」というだけなのですが(^^)v

2週間ほど前から先生に告知を受けて、日本人同士で「何を作ろうか?」と話し合っていました。しかし私は、クラスメートのイタリア人に誘われて、一緒にイタリア料理を作ることに。
これには伏線がありまして、以前このクラスメートと一緒にティラミスを作って皆さんに振る舞ったりして、いいチームになりそうな予感はありました。

イタリアの食の力はとても強いです!そのおかげかこのイタリア人は学校ですっかり有名人。過去には手打ちパスタを作ってくれたこともありました。イタリア料理は当たり外れが少なく何を作っても「おいしい」と喜んでもらえるので、このチームに入れてとってもラッキー。

そのうち、イタリアチームに入るデンマーク人、日本人、オーストラリア人、グリーンランド人が集まり、総勢7人の大きめのチームになりました。

私たちイタリアチームは
Cherry:オリーブに3種類のチーズをつけた前菜 →イタリア
Salame di cioccolate:というサラミに似せたチョコレートケーキ→イタリア
Stick di pollo e patate :鶏肉&じゃがいもの料理 →イタリア
パブロバ メレンゲを使ったケーキ →オーストラリア
酢の物  →日本
などを作りました。

他にも韓国料理のチジミやナムル、日本からは親子丼、オランダからはドーナツ、アメリカからはハンバーガーやチョコチップクッキーなど様々な料理が並びました。この時は特別に学校からお酒も振る舞われてパーティー気分です。

ただ単にご飯を作って食べるだけなのですがどうしてこんなに楽しいのかな?と考えますと…

1つ目
どんなグループ分けで、メイン料理やデザートを何品作るかなどほとんど全て生徒の自主性に任されています。私のチームは前日からケーキを仕込んでいましたし、他のチームも話し合いをしています。自分たちで考えて、自由にできることがとても楽しかったです。

2つ目                                1日がかりの行事でかなり消耗するので、途中で適当に休み休み作っていました。作りながら、また休みながらメンバーであれこれお喋りするのもヒュッゲを感じるひと時でした。
いろんな国の事情を聞けることもまた楽し。料理をすると、その人柄が見えたりもします!

3つ目                                自分で食べるものを自分たちで作るということは心の深いところで満足する感じがします。食欲以外のものまで満たされているような・・・

今回はメインの台所だけでは足りないので、各ドミトリー(寮)にあるキッチンも使います。その時に自分があまり入らない寮に入れるのも新鮮でした。

アウトドアコースとデンマーク語コース、デンマーク人とそれ以外、寮が違う人同士、普段はあまり話さない人同士などの交流が生まれたと思います。入学後のハイキングの時も感じましたが、あの手この手で、学生同士が自然と交流するための伏線が張り巡らされているようです。

日本でも、国際交流のためにその国の料理を作ったり一緒に食べたりする行事がありますね。私の地元で開催されているこども食堂に参加させてもらったこともあります。一緒にご飯を食べるってとっても大事ですね。

デンマークの幸せの秘訣は、食事や家族との時間を大切にするところにあるとわかりました。日本での忙しい毎日では難しいこともありますが、お金をかけずに幸せを得られる方法なので是非取り入れたいと思いました。

※デンマークはコロナ禍ですが手指消毒やマスクで出来る限りの予防策をとって行事を行なっています。

#デンマーク #フォルケホイスコーレ #National Maddag #世界の料理 #ヒュッゲ

1. そんな!いいんですか!? 嬉しいです!! フォルケホイスコーレ作りのための勉強に使わせていただきます♪