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負け犬の遠吠え

かつて、こんなタイトルのエッセイ本が話題になった。
たしかミレニアムの頃だったと思う。

酒井順子さんによるその本を読んでいないので確かではないのだが、
"いい歳をして嫁に行っていないオンナを負け犬と総称し、そう言う女子が何を主張しようが所詮は遠吠え"

こんな主旨として世間では話題となっていた。

当時も、そして今現在も私は負け犬に該当する、照っ

当時私は女子会でこう言った。
"わたし、負け犬じゃないもん!
こんなに頑張って働いてるし、幸せだと思ってるもん! そもそも私は犬じゃない。
たかよっていう人間だもん!"

それを聞いた友人が言った。
"そーゆーのが痛いんだよ、それが負け犬の遠吠えって言われるんだよ"

言葉もなかった。
まさにぎゃふん状態。

酒井順子さんはどういう想いで綴ったエッセイだったのか、20年の時を超えていま読んでみたいと思う。
鋭く愛あるまなざしで世間をみつめ、独特のセンスで自分を貶めて読者の気持ちを救ってくれる酒井さんのエッセイ。
いま読んだら"負け犬の遠吠え"の真意を理解して賛同できる気がする。

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