見出し画像

「大」は「小」を兼ねるだろうか、「多い」は「少ない」より良いことだろうか?

女の子のお子さんがいるご家庭に行くと、髪を縛るヘアゴムがたくさん床に落ちているのを見かけます。一応拾ってお返ししているのですが、あっけらかんと「床に落ちてるゴムは汚いから捨てちゃって構わないですよ~」などと言われることもしばしば。
おそらく、「子供は小さいものはすぐに失くすから、多めに買っておこう」というところでしょう。ところがこのせいで「失くしても他のモノがあるから」と扱いが軽んじられているような気がするのです。

我が子が小さかったころは、クルミボタンで自作した手作りのヘアゴムを渡していました。すごく気に入ってくれて、それだけを大事に使ってくれていました。使い終わったら同じ場所にひっかけて(もちろん専用の置き場所も作りました)、翌日もまたそこからゴムを取って自分で髪を結います。
さすがに我が家でもヘアゴムくらい、いくらでも買うお金はあるのですが。娘が大事に使ってくれてるのも嬉しかったし、きっとヘアゴムの方もそこまで使い込んでもらえて喜んでたんじゃないかなぁ。
おかげでヘアゴムがゴミになって床に散乱することもなく、日々の掃除も楽です。

もちろんおしゃれさんだと「たくさんの種類のヘアゴムを気分で使い分けたい!」などと言う希望もあるのでしょうけど。
多種多様なものをたくさん所有すると、どうしても一つ一つの扱いが雑になってしまう。そこだけは考えて生活しないといけないな、と自戒するのです。

「失くしたら困るから多めに所有しておこう」と思うのではなく、
「失くさないようにそれ一つだけを大事に使おう」と心に決めると、
結構社会は大きく変わっていくのではないかな。

※住んでる街の選挙が近くて、「一票の格差」「一票の重み」みたいなことを考えてた時に、このヘアゴムの話をふと思い返しました。
もしかして床に散らばったゴムの方は「我々一人一人を大切にしろ!」と訴えてたりしないかな? と…。

もしサポートのご意思があるなら、お気持ちだけで。別の困っている方へ直接ご寄付ください。私と私の家族は元気なのでnote経由のサポートの必要はありません(*'ω'*)