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オタクの生前整理:1日目

■一家全員オタクな家族(姉弟全員昭和生まれ)が訳あって実家の生前整理に挑んでいます。いろんな暗黒歴史が出てきて心臓が持ちません。

■「弟の部屋より先に、まだあんたの荷物がたくさんある」

この言葉から初日の作業が始まりました。
なぜだ、おかしい、結婚して家を出るときに痕跡は消したはずなのに。
と思っていたけれど、やはりあるものなのですね。

そう言えば数年前、家族を連れて実家に顔を出した時、姉から「忘れ物だよ」と言いながら使いかけのスクリーントーンを手渡されたことがあります。(※旦那君の目の前で)
以前私が使っていた部屋は、結婚後、姉が使うことになっていたため、生前整理を油断していたのでしょう。まさかそんな「生きながらにして殺される」ような憂き目に遭うとは思いもしませんでした。「まだまだあるよ」そう言われて引き出しや本棚の下を探ると、確かに出てきました。


■昭和臭ただよう暗黒歴史の数々

〈カセットテープ〉
昭和の音源と言えばこれ、「カセットテープ」ですね。時代を感じさせます。
私の青春を彩ったジャンルの数々で、今でも色んな意味で心臓がバクバクするキャラクター達です。
右上のは大御所声優さんを惜しみなく使ったすごいネタドラマなんですけど誰かお聞きになりませんかね?
〈レコード〉
ジャケ絵がデカいというだけの理由でレコードを買っていた時代もありました。
中でも(ゲームの)ドラゴンクエストシリーズは楽譜を同梱してくれるのもあって、必ずレコードで買っておりましたね。

■「オタク&田舎」は物を溜め込む魔窟

我が家は全員「ジャンルの違うオタク」なもので、漫画なら少年漫画からBL漫画、はては政治や軍記物まで様々。これにゲームやアニメも加わりますし、私は推理小説もやってたり姉と母は歴史系と一家で本屋が開けるくらいの分量の本を買っています。
それ以外の趣味の面でも、私は文字書きですが、弟Aは絵師(代アニ卒)でフィギュア収集、弟Bは音楽系だったりと、とにかく物が多い!

私はこういう仕事柄、「物はあまり持たないことを心がける」ようにしていますが、実家は上記の通り広くていくらでもモノを置ける状況。
田舎のお宅の整理収納は本当に大変なんです…!
まして今回は、田舎のオタクのお宅(脚韻)っていう…

構成要因にも問題があります。
要らないからと捨てているのに「もったいない」とゴミを漁ってくる父。
少しでもほしいと思ったらすぐに買ってしまう家族。
それでも私が家にいる頃は最低限の掃除くらいはできていたものを、母も早くに亡くなり、私が嫁に行ってからは無法地帯となりました。

田舎は土地もあり、どこにでもモノを詰め込める環境。そして無駄に「もったいない精神」が蔓延っている。

■「溜め込む=モノを大切にしている」というわけではない

田舎の人は、置き場所に困ったら庭のどこかに蔵や小屋を建ててそこにモノを押し込み、「自分はモノを大切に保管している」気分を味わうのを得意としています。

でも、管理できないほど沢山になったら、物は大切に扱うことができません。
大切にできないなら、それは手放すよりほかにないのです。

…そんなこんなで初日は自分の暗黒歴史と向き直るだけの時間となりました。
もちろん自宅に持って帰って懐かしい音源を聞き入ってしまったのは秘密です。カセットだし、売ってもお金にならないしね!うん!

そして、2日目に続きます。



もしサポートのご意思があるなら、お気持ちだけで。別の困っている方へ直接ご寄付ください。私と私の家族は元気なのでnote経由のサポートの必要はありません(*'ω'*)