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オタクの生前整理:7日目 (猫のお墓)

オタクグッズ以外にも、オタクとは切っても切り離せないものがあります。
猫です。
何を言うかと思われそうだけれど、誰が何と言おうと「猫」です。
猫はオタクとは切っても切り離せないご縁で結ばれているのです(断言)。

■神絵師は肉を食べて猫を飼っているという定説

上のタイトルはさておき(しかしよく言われる言葉です。「神絵師になりたいなら肉を食べて猫を飼え」的な言い回しです)

さてこちらの「オタクの生前整理」シリーズ(と言うほどでもない)では、オタクグッズの処分の仕方というかそれにまつわる愚痴とか黒歴史についていろいろ書いています。
オタクであれば「推しのフィギュアと一緒に棺で焼かれたい」という願いもあるのではと思い、それに関する諸注意も書いておきました。

こうなりますと、「家族同然で飼っている猫とも同じ墓に入りたい」という人もいるかもしれませんので、ここらで追記しておこうと思った次第です。

■人と猫とでは適用される法律が違う

人間は死んだ場合、「墓地、埋葬等に関する法律」というものが適用されます。
簡単に言いますと、人間は墓地に埋葬できるんですが、犬や猫などは(憤慨ものですが)「モノ」扱いですので、その死骸は「産業廃棄物」として処理されることになります。
墓地と言うのは「人間にだけ」用意されたものですので、犬や猫など、家族同然とはいえペットの亡骸(遺骨も)は一緒に人間の墓に入れてはいけない、という規則なのですね。

この法律は、墓地、納骨堂又は火葬場の管理及び埋葬等が、国民の宗教的感情に適合し、且つ公衆衛生その他公共の福祉の見地から、支障なく行われることを目的とする(1条)。 
「墓地、埋葬等に関する法律」より

もしこっそりと自分のお墓に猫の遺骨を一緒に入れちゃおうとした場合。
例えば集合霊園などのケースで考えると、猫が嫌いな人が隣のお墓にいらっしゃった場合など、「猫の遺骨を人のお墓に入れるだなんてけしからん!」と言い出しかねない部分もあるわけです。
おそらく霊園単位で細かく規定があると思いますが、なにより「人間のお墓には人間しか入れてはいけない」(=埋葬許可の下りている「人」の遺骨しか収められない)という考えが大多数のようです。

■自分の死後のことを考えておく

もし猫の方が長生きしそうだったら――
その際はきちんと譲渡できる場所を探しておいてあげることが肝心です。
また、亡くなった猫の遺骨がある場合、どう処分するか――
亡くなったペットとはずっとそばに居たいという人も多く、お墓に入れずずっと手元に預かっている人もいらっしゃるでしょう。
しかるべきペット霊園に申し込むか、一般的ではないものの「人の骨と一緒に埋葬してくれる霊園」も存在します。そういうところに若いうちから目星をつけておく必要もありそうです。




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