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オタクの生前整理【リターンズ】2日目:オタクグッズに徐々に着手

オタクというと漫画やアニメ、ゲームという意識が強いかもしれませんが、義母にはすごい趣味がありました。
なんと、ジグソーパズルが好きなんです。

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こんな感じで、ジグソーパズルが約300個。(1つの箱に50~60個のパズルが入っているものが、5箱出土しました)
確かに義実家、よく夜になるとジグソーパズルを並べ始めていたなぁと思い出します。その頃は義妹がパズルをしていたので、これは義妹の趣味なのだと思っていました。
「漫画とパズル…恐ろしいほどインドア派の趣味だな」と思ったモノです。えぇ、引きこもって二次小説を書くのが趣味の私にだけは言われたくない一言でしょう。
ですが、今回よくよく聞いてみると、パズルは「ほぼ義母のもの」であることが判明。こういうことが判明していくのも、片付けの醍醐味ですね。

ちなみにこの義実家にとって、パズルというのは、

①何度でも楽しめる(コスパがいい)
②仕上がりの達成感を得られる
③家の中でも四季を通して楽しめる
④部屋に飾ればインテリアにもなる!

という優れもので、なおかつ

「きちんと保管している大切なもの」だと一目でわかる保管状況

でもあります。
1日目の「野外放置系保管」の品々とは違い、そりゃあもう、大事にされているのが誰の目にも分かる保管状態です。
そのせいか、義妹は「パズルのことはお母さんに聞かないと分からない」と言います。自分ももうパズルなんてしないくせに、これだけきちんと保管されていると捨てるのに罪悪感がマシマシになってしまうんですよね。気持ちは分かる。

ですが、義母に訊いてみますと、「好きにしてくれて構わない」とのこと。
それもそのはずで、以下のツイートのように、高齢者になると、「楽しめる趣味」と「楽しめない趣味」とがあるわけです。

おそらくパズルを収集し始めたころは義母も楽しく遊んでいたことと思います。目も見えるし指も動いていたでしょうから。
しかしここ数年、目は完全に悪くなっていますし(緑内障か白内障で手術待ち)、指先に至っては震えが出ていてろくに動かせません。つまりパズルのピースを自分で見ることも合わせることもできないのです。

でも、保管状況がいいものですから、逆に捨てられない。このジレンマ。

1日目の野外保管の話とは真逆の発言になるのですが、いっそ「いいかげんな保管状況のせいで捨てざるを得ない」ものだったら判断が楽だったでしょうに…。

まぁ、そこは一応本職の整理収納アドバイザーですので…
「ダ●ソーで購入した安物パズルは全部捨てていいと思う。思い入れのあるものや立派なパズルは、うちの子供も楽しめるかもしれないから、それを10個だけ残そうか」みたいな折衷案で大幅に減らしました。

私自身がオタクで多趣味なので、こういうところはすごく悩みますね。
趣味っていうのは自分を生かすものでもあるけれど、同時に自分の首を絞めることにもなるんだよなぁ。。。
付き合い方にバランスがいると、この歳になって痛感しています。

例えば、私も大好きな漫画の数々ですが、紙にも電子にも良さがあるわけで。
子供も一緒に読むような漫画は圧倒的に紙媒体の方がいいと思っています。回し読みができるし、お友達に貸してあげて布教もできますしね。
ですが、大量に集めた場合、処分に困るというのも事実。これは次回に衝撃の映像とともに書き記していきますが…。
ちなみに某大手書店勤めの先輩は、本を買いすぎてマンションの床が抜けてしまい、相当な修繕費用を支払う羽目になったとか。電子書籍のなかった時代は大変ですな。

あと、紙媒体は保管が面倒です。「いやいや私はきちんと本棚に隙間なく並べて置いてますから!」と自信満々な方も多いと思いますが、紙を隙間なくぎっちり置いてたらカビてきますしね…。「時には窓を開けて換気もしてます!」っていうかもしれませんがそれも湿気る原因ですから。
上記のnoteに、「湿気る場所で保管した本がどういう末路を辿ったか」の画像を載せてますので、興味本位でいいので見てやってください。私の実家から出土したものですw

電子書籍のいいところはもちろん「場所を取らないこと」ですが、フォロワーさんから「2冊同時に開いて見比べるということができない」というご指摘もありました。
あと、実際に所有できるわけではない(=閲覧する権利を買っているだけ)というのも困りものではあります。配信先が倒産したりすると、買い集めた本が一気に見れなくなりますし。

かといって「趣味もモノも何も持たなければいい」かというと、そんな人生はつまんねぇんだよな!
人間とはかくも業の深い生き物ですね…。



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